ロイヤルエアモロッコ短距離ビジネスCMN-LISは満足レベル:2022年世界一周記(その13)
前回、カサブランカ空港のロイヤル・エアモロッコのラウンジを紹介させていただきました。口コミと違って、広々ゆったり、食べ物も豊富なラウンジに「いい意味で期待を裏切られた」と報告させていただきましたが、実際のフライトでも2つのポジティブサプライズがありました。
一つ目は当初予定ではプロペラ機のATR72ではなく、ジェット機のE-190に機材変更されていたことです。E-190はリージョナル用の機材で、ビジネスで1-2、エコノミーで2-2の座席配列と小さいのですが、ATR72と比べると収納スペースはやや大きく、少しはゆったり感があります。また、フライト時間も短いので出発時間は1時間遅れですが、到着時間はわずか20分遅れまで挽回できました。
二つ目のサプライズはビジネスクラスの座席です。欧州の大半の航空会社の域内ビジネス席は、いわゆる「なんちゃってビジネス」で、エコノミーの3席の並びを真ん中だけ使わなくしたもので、座席間隔はエコノミーと変わりません。飛行時間の短い北アフリカ路線も同様の扱いになっているところが多いのですが、この日のフライトではビジネス用のゆったりシートが使われていました。
ちなみにこの日の搭乗率は、ビジネス、エコノミーともに4-5割程度。モロッコ人だけではなく、ヨーロッパ人と思われる方も結構搭乗していました(意外に黒人乗客が多かったのですが、モロッコの人種構成ではブラックアフリカ出身の方は少なく、彼らば欧州国籍の人と思われます)。機内アナウンスも、フランス語とアラビア語に加えて、英語もありました(かなり下手でしたが・・)。
機内食は写真の通りの軽食メニューでしたが、外国人にも無難な味付けと材料です。
飲み物もアルコールありです。ここで初めて、カサブランカの地元ビールをいただきました。
リスボン空港では特に問題なく入国が出来ました。日本人は、自動化ゲートを使えるため、まったく何も聞かれることはありませんでした。
本日の目的地は、リスボンから電車で40分程度で行ける世界遺産の町、シントラです。シントラには、リスボン市内から3路線がありますが、空港からの乗り継ぎが一番便利なのが、空港からの地下鉄レッドラインで3駅目のオリエンテでの乗り換えです。レッドラインは空港地下に乗り入れており、まずチケットを入手します。チケットは紙ですが、チャージして再利用ができるものです。チケット代0.5ユーロに15ユーロをチャージし、15.5ユーロをクレジットカードで支払いました。
地下鉄はさほど混雑していません(始発の空港駅ではがらがら)。
オリエンテで降り、地上ホームから郊外電車に乗り換えます。
ここで注意しなければいけないのが、電車に乗る前に改札口の読み取り機にカードをタッチすることです(日本と同じ)。大半の駅は、タッチしないと改札を通れないのですが、オリエンテの郊外電車だけは改札口のゲートがなく、目立たない場所に読み取り機があります。タッチせずに乗ると、無賃乗車となり罰金を課せられるので注意が必要です。
この日購入した交通カード 15.5ユーロ(2,275円)
これまでの累計額 29,039円
ここまでの累計額 31,314円
参考になったら、「プロフィール」のバナーをクリックお願いします。過去の記事リストがあります。シリーズ通してご覧いただければ嬉しいです。