あちこち旅日記

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何もない郊外で急な腹痛に:しくじり先生の海外旅行(第2話)

 海外旅行で注意しないといけないことの一つにトイレがあります。しかし、郊外に出かけた際には、トイレのすら見つけることができないこともあります。これはキューバの首都ハバナで経験した悲劇です。




 どこの都市にもあると思いますが、ハバナではオープンルーフのバスで市内観光をしました。毎時定時に市内のバス停に止まり、自由に観光できるあれです。ハバナのバスは2路線ありましたが、両方とも英語のできるガイドさん(兼車掌さん)が同乗し、大変便利でした。


 しかし、悲劇は突然やってきました。夕方になりいきなり腹痛に襲われました。その時バスは郊外を走っており、周りには畑以外何もありません。ホテルに戻るまでにはあと1時間近くかかります。何とか我慢していましたが、あと30分くらいのところで、どうしても耐えられなくなり、ガイドさんに「どこかトイレを貸してくれそうな場所で止めて」と相談しました。しかし、そのバスがこの日の最終便のために、「降りたら次はないですよ」「気の毒だけど運航スケジュールの都合で待ってあげられない」とのこと。「それでもいいので止めて」とお願いし、ロードサイドの掘っ建て小屋のようなカフェの前で止めてもらいました。


 次に心配なのがスペイン語しか通じない(私はスペイン語がほとんどわかりません)カフェのスタッフにどうやって説明するかです。不幸中の幸いで、向こうもこちらの表情から事態の緊急性を察していただいたようで、黙ってトイレの鍵を差し出し指さしてくれました(いい人で本当に助かりました)。


 せめてものお礼に、カフェでコーヒーをいただき、おなかの調子を整えていたら、辺りはもう真っ暗になっていました(街灯もないようなところです)。タクシーどころか自動車は全く通りません。たまにタクシーが通りますが、外国人が使えない地元の方専用のクラシックカー(観光客用は綺麗に整備されたキャディラックですが、地元の方用はもう廃車になっていてもおかしくないもの)のタクシーだけです。途方にくれていたら、奇跡的に中国車(BYD)のタクシーが来ました(外国人の使えるタクシーはBYDか韓国車のKIAがほとんどでした)。


しくじり先生のレッスン
・当たり前のことですが、海外に行ったら不衛生なものには手をつけず、暴飲暴食も避けましょう(ただし、今回は気をつけていてもお腹こわしました)。
・外出する前にはできれば腸の中をすっきりさせておきましょう。


 第3話は11月7日(月)投稿予定です。


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