あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

アメリカ人の団体さんにドイツの古城で迷惑をかけた:しくじり先生の海外旅行(第4話)

 ドイツの観光名所といえば、何と言ってもバイエルン地方にあるノイシュバインシュタイン城ですよね。私は学生の時に、一人旅で行きました。まだ春先で寒い時期で、観光客も少なかったのですが、私のように一人旅で来ている日本人もいました。



 観光客は欧州の近隣国の方が多かったのですが、日本人やアメリカ人など遠方から来ている方も少なくありませんした(中国や韓国はまだ当時海外旅行を自由化していませんでした)。当時、入城観光はガイドについてまわる形式だったのですが、オフシーズンだけあって、ツアーが始まるまで結構間が空いてしまい、暇つぶしに後ろに並んでいたアメリカ人のグループと雑談をしていました(この時点で彼らはここに並んでいる日本人たちがそこそこ英語を話せると思い込んでいたに違いありません)。



 一方で、ドイツ語のツアーはより頻繁に回転よく流れていきます。すると、ある日本人が周りの方にこう言い出しました。「どうせ英語で説明されてもよくわかならいので、ドイツ語でもいいんじゃない」。私はドイツ語を第二外国語に選択していましたが、買い物するくらいの片言ドイツ語が精一杯でした。しかし、英語で説明されても歴史の知識が少ない私には理解できるか自信がなく、妙に納得してしまい、そのままドイツ語グループについて行くことにしました。


 すると、私の後ろにいたアメリカ人もついてきてしまうではないでしょうか。彼らは英語ツアーが急遽始まったと勘違いしてついてきてしまったようです。城の中に入ったところで、彼らがついてきていることに気がつき、「ドイツ語だけどいいんですか」と確認したところ、「えっ」と驚いていました。時すでに遅し、彼らは退場後もう一度チケットを買い直して入場していきました。本当に申し訳なかったです。


しくじり先生のレッスン
・わからないまま聞いたふりをしていてもドイツ語ガイドさんに失礼なので、少しでも英語ができる方は時間に余裕があれば英語ツアーが始まるまで我慢して待ちましょう。
・時間がなければ、最初から現地語ツアーの方に並びましょう。
・周りの方をよく見まわし、おせっかいと思われても声をかけて差し上げましょう。


あちこち旅日記 - にほんブログ村


 参考になったら、「プロフィール」のバナーをクリックお願いします。過去の記事リストがあります。シリーズ通してご覧いただければ嬉しいです。

×

非ログインユーザーとして返信する