あちこち旅日記

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JR美祢線の復旧断念・BRTへの転換との報道

百代の過客

 以前、長州の旅でJR美祢線が2023年7月より運休・バスによる代行輸送が続いている件を報告させていただきました。



バスによる代行輸送が続く美祢線:長州の旅・萩秋吉編⑦最終回 - あちこち旅日記


 この美祢線について、7月16日に行われたJR西日本と沿線自治体などによる協議で、BRT(Bus Rapid Transit:バス車両、バス専用道、バス専用車線、バス優先信号などの公共車両優先システムを組み合わせることで、速達性・定時性を確保し、輸送力を強化した大量輸送システム)に転換し、鉄道の復旧を断念する方向で話がまとまったと報じられています。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250716/k10014865381000.html


 私が4月に美祢に行った時は、鉄道の時刻表に掲載されている通常運転(1日7本)のものとは別に利便性向上実証事業として快速バス(同7本)が運行されていました。この快速バスの利用状況は必ずしもよくないとの印象でしたが、今回の協議会では、BRTへの転換について異論は出ず、地元経済界からはむしろ利便性が高まることを歓迎する意見があった模様です。


 海外では、経済面や地理的な理由で地下鉄が建設できず、交通渋滞の激しい大都市でBRTが普及しています。また、日本でも東日本大震災で大きな被害の出た大船渡線や気仙沼線でBRTが整備されています。

(出所)wikipedia


 美祢線でBRTが採用された背景には、既に貨物輸送が廃止されており、地元の方の日常生活や観光客にはBRTの方が便利だという理解が形成されていたことがある模様です。地方部で経営が悪化している赤字ローカル線対策だけでなく、建設コスト高騰が進む大都市部でももっとBRTの活用が進めば、交通渋滞も減りると期待されます。


 地方部での公共交通機関の衰退は、自動車保有を前提としないと生きていけない街づくりを強いてきました。その結果、起きているのが、交通渋滞によるコストの負担(そして、それに伴うさらなる人手不足と運輸事業従事者の過剰労働問題)、高齢者の免許返納の停滞、日本の交通事情を慣れていない(左側通行でない)外国人運転の増加による事故の増加、ガソリンの浪費による地球温暖化の加速(災害の増加は米価高騰の要因の一つかもしれません)、など弊害は少なくありません。


 参議院議員選挙の結果を受けて、ガソリン暫定税率廃止に向けた機運が高まっていますが、日本のガソリン料金は先進国では安い方であり、「地球温暖化などフェイクだ」「掘って掘って掘りまくれ」と煽るアメリカや、カナダ、豪州といった産油国をのぞけば最安値です。これでは地球温暖化問題に後ろ向きの国であるとして非難されても仕方なありません。原油価格の下落が見込まれる今、なぜガソリン減税なのか、私には理解ができません。


https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/133.pdf


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