あちこち旅日記

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タクシーに忘れ物をしたら奇跡が起きた:しくじり先生の海外旅行(第9話)

 多くの外国人が日本のすばらしさの一つとして挙げるのが治安の良さです。他の国では、財布を落としたらまず戻ってくることはありません。先日投稿したタイの落とし物も結局戻ってきませんでした。




 20年以上も前に中国の広州で目撃した光景ですが、100元の札束(ビニール袋で封緘していたので、銀行から引き出した直後だったと思われます)を落とした方がいました。すると、すぐ後ろにつけていた不審者が拾い上げ、一目散に走って逃げていきました。どっきりの撮影だったのか、盗難事件だったのかわかりませんが、驚いて何もすることができませんでした。


 その意味で日本と同じくらい治安が良いのは台湾ではないでしょうか。実は、台湾でタクシーの中にポーチを置き忘れたことがあります。タイでの教訓から現金は一か所にしまわず、大きな金額を持ち歩かないようにしていたので問題はなかったのですが、航空券が入っていました(eチケットでなく、クーポン制だった時代です)。航空券は紛失しても、買い直して乗れば、後日出てきた場合や一定期間が経過し使われていないことが判明すれば払い戻してもらうことができることは知っていました。しかし、あまり気分の良いものではありません。すっかり気分が沈んだままその日は床につきました。


 すると、深夜に部屋の電話がけたたましく鳴りました。フロントからで、タクシーの運転手さんのたまり場となっている露店にポーチが届いているとのこと。フロントの方が深夜にもかかわらず露店までアテンドして下さり、無事ポーチを受け取ることができました。日本人の名前入りのチケットが入っており、運転手さんが日本人客がこのホテルで降りたのを覚えてくれていたようでした。


 お礼をしたかったのですが、運転手さんはもう仕事に戻っていました。後で確認したら、もっとあったはずのNTD100元札が数枚少なくなっていましたが、高額紙幣のNTD500はそのままでした。NTD100札の件は私の記憶違いだったと思うことにしました。


しくじり先生のレッスン
・不必要な貴重品は持ち歩かない。
・戻ってくることを信じて、名前をどこかに書いておく。


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