あちこち旅日記

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海外出張中に歯の痛みを我慢していたら大変なことに:しくじり先生の海外旅行(番外編下)

 海外で困ることの一つに歯の痛みがあります。もっとも、普通の虫歯ならば急に進行することもありませんし、痛みを放置したまま海外に行くことはないでしょう。私の場合、虫歯の治療をした際に歯科医師による根っこの処置が甘く、腫れがひどくなり大変なことになってしまいました。出発前には自覚症状もなかったので、事前に対応できませんした。




 私がかつて所属していた職場では、欧州出張が毎年にようにあり、複数の国を毎日のように渡り歩くようなパターンが多くなっていました。忙しい日は、ブレックファストミーティングから始まり、午前、午後に各2件ずつの顧客訪問とランチミーティング、夕方には空港に向かい次の街のホテルにつくと遅い夕食を兼ねた翌日のブリーフィングというスケジュールです。歯が痛くても、出張中は我慢しないといけません。


 現地では、痛みを少しでも和らげるために、冷水で頬を冷やしたまま寝ていましたが、それが悪かったようで、帰国後にはさらに晴れがひどくなっていました。帰国翌日の夕方には報告会が待っています。昼の時点で、まるでお多福かぜのように頬がはれ上がっていました。さすがに、身の危険を感じ、クリニックに行ったところ、今からすぐに施設の整った大学病院に行き、手術をするように医師から言われました。夕方の報告会の時間が近づいていましたが、事情を話し急遽キャンセルしてもらいました。


 大学病院では口腔外科に回され、すぐに切開手術することになりました。恐怖におびえていたら、医師が何を思ったか歯を抜いて膿を出す手術方式に変更してくれました。俳優として身を立てるつもりはありませんでしたが、頬を切開し跡が残るのはさすがに抵抗があります。その後、5日ほど入院しましたが、首から下は全く健康なのに入院というのは結構体に堪えます。退院後は再発することもなく、普通の食生活を送っていますが、その後しばらくの間は職場の先輩から「虫歯で5日も入院した間抜けなやつ」といじられ続けました。


しくじり先生のレッスン
・歯の定期健診はきちんと受けましょう。特に根っこの治療跡には注意しましょう。
・素人療法で、冷やしてしまうのは危険です。ダメ元で保険会社の相談窓口に対処法を聞いてみましょう。歯科は海外旅行保険でカバーされていませんが、相談くらいには乗ってもらえるかもしれません。


今回でしくじり先生の海外旅行シリーズは終了します。11月24日からは年末年始にお勧めの台湾観光についての連載をスタートする予定です。


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