あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

戦前はチャイナタウンだった神保町:気軽に都内をお散歩

 先日、元の職場の部下たちと久しぶりに会食する機会があり、神田神保町に行ってきました。


 会食の場所はすずらん通りにある「川府」というお店でしたが、神保町といえば古書街として有名です。すずらん通りには、中国やアジアに関する古書を扱うお店が多く、少し早めに出て散策してきました。


(出所)神田すずらん通り商店街振興組合


 この日は夜だったので、あまりきれいに写真がとれていません。商店街振興組合にきれいな昼間の写真が出ているので、ご覧ください。



 神保町駅の出口を間違ってしまい、すずらん通りと反対側に出てしまいました。いきなり目に飛び込んできたのが「芳賀書店」の看板。ここは古書店ではなく、「ビ〇-ル本」の発祥地と呼ばれる伝説の書店です。今は本よりもエッチなDVDなどの販売が主体となっているようです。

 いきなり大暴投となってしまいましたが、気を取り直して靖国通りを東に進み、すずらん通りを目指します。するとBook Hotel神保町が見えてきました。ここは事前に簡単なアンケートに答えると、本好きスタッフが自分にピッタリの本を数冊選び、チェックインの際に渡してくれるというサービスを実施しています。本はチェックアウト時に返却すればよく、滞在中は読書に没頭できます。

 さらに進むと靖国通りの対面に新世界菜館が見えてきます。ここは私の行きつけの店の一つです。創業60年になる上海料理の老舗です。

 サンプルがありました。

 白山通りとの交差点を右折するとすぐにすずらん通りの入口に着きます。通りに入るとすぐに揚子江菜館があります。

 ここの歴史はさらに古く、創業は明治39年(1906年)です。神保町で最も古い中華料理店です。

 ここは食通と言われた池波正太郎が愛した店としても有名です。また、冷やし中華発祥の地としても知られています。

 レトロ感満載です。

 しばらく行くと中国・アジア書籍で有名な内山書店があります。

 この日の会食は内山書店の対面にある川府という四川料理のお店でした。料理もおいしいのですが、大小個室が多く、新型コロナ禍の今は安全という観点からもおすすめです。うまく写真がとれておらず、リンクだけつけておきます。申し訳ございません。


 さらに進むと東方書店があります。ここも中国書籍で有名です。

 靖国通りに戻ると浮世絵で有名な大屋書房がありますが、この日はもう閉店していました。神保町にはこのほかにも、いくつか浮世絵の専門店があります。


 神保町はまた、清朝末期以降戦前に多くの中国人留学生が暮らした街としても知られています。留学生の中には、孫文、蒋介石、周恩来、魯迅などの層々たる顔ぶれがあります。その意味で日本の三大中華街(横浜、神戸、長崎)をしのぐ存在だったとの評価もあるようです。


 今回は彼らのゆかりの場所を訪問できませんでしたが、中国の歴史を作った偉人たちの足跡をたどりに再訪してみたいと思います。


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