あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

アルカトラズ刑務所を訪問:2022年末ワンワールド世界一周記(25)

 サンフランシスコでは、ぜひ行きたかったところがありました。沖合に浮かぶ島・アルカトラズ島です。

 この島はかつて刑務所として使われていた島で、全米から層々たる悪党が集められた逃亡不可能な過酷な刑務所として有名でした。周りは海で囲まれ、潮の流れも速いため、簡単には脱獄できません。それでも14回の脱獄事件があり、脱獄に成功したとされる(確認はされていないようです)フランク・モリスの実話を基に「アルカトラズからの脱出」が映画化されています。


 刑務所は1963年に閉鎖され、今では歴史遺産として観光施設に利用されています。サンフランシスコでも人気の観光地ですが、この日はオフシーズンのため当日でもチケットを購入することができました。


 船は、フィッシャーマンズワーフに近いピア33から出ます。チケット売り場で、希望の出発時間を言って発券してもらいます。帰りは、好きな時間に帰ってこれる仕組みです。料金は往復船代と入場料込みで42.15ドルでした。


 前回(10年ほど前)に息子(当時小2)と来た時にも行きたかったのですが、息子が「けいむしょこわーい」と拒否したので断念した経緯がありました。


 乗り場には島のミニチュアがありました。

 ここから乗ります。

 船が入ってきました。


 乗り込みます。中にはカフェテリアがあり、飲食物が買えます。

 島が見えてきました。

 上陸しました。昔の囚人はどんな思いで上陸したのでしょうか。

 刑務所として使われる前には、軍事要塞として使われていました。

 また、南北戦争で負けた南軍兵士や、インディアンも囚人として収容していたそうです。

 刑務官は家族と一緒に島で暮らし、子供たちは毎日船で本土に通学していたそうです。

 見張り台。

 記憶が飛んでしまいましたが、確か遺体安置所だったと思います。

 いよいよ囚人房に入ります。中に入ると、音声ガイドを貸してもらえ、ガイドツアーを楽しむことができます。日本語版を貸していただけました。

 囚人は最初にここで着替えさせられます。

 殺風景な独房ですが、

 ベッドが入るとこうなります。

 だんだん囚人も身の回りのものをそろえていきます。

 みなさん、いかにも悪そうな顔をしています。特に左上の男が最凶だったようです。

 中庭では野球をしたりして過ごす時間が囚人の唯一の楽しみですが、懲罰を受けると外にも出してもらえなかったそうです。


 スプーンを加工したカギを作り脱走した囚人がいたそうです。

 アルカトラズ刑務所といえば、伝説のギャング、アル・カポネことアルフォンス・ガブリエル・カポネも収容されていました。この刑務所に来た時には、既に梅毒で精神がやられていたそうです。刑務所に残っていた写真は、元大物ギャングとは思えないような異様な風貌でした。


 なかなか見ごたえのあるツアーでした。船に乗ってフィッシャーマンスワーフに向かいます。前回来たときおいしかった「クラブチャウダー」(クラムチャウダーではハマグリを使いますが、代わりにカニ肉が入っていてなかなか美味でした)がまた食べたくなりました。ところが・・・。


 次回投稿は2月13日の予定です。


これまでかかった費用(一時帰国費用を除く)    
 252,795円
今回かかった費用

   トラム2ドル 3ドル(420円)
   アルカトラズ島ツアー42.15ドル(5,939円)

累計費用  259,154円


航空運賃
   航空券       656,300円
   諸税・サーチャージ 138,230円
   合計        794,530円



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