あちこち旅日記

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ヌートバー選手で話題を集める「やきゅう」の街:埼玉県東松山市


 埼玉県東松山市に箭弓(やきゅう)稲荷神社というところがあります。19日に池袋西口公園に東松山のやきとりの屋台が出ていたので、興味が出てきて足を伸ばして行ってきました。




 この神社はこの名前にちなんで古くは長嶋茂雄さんから、最近では埼玉西武ライオンズの辻発彦前監督まで、多くの野球関係者が必勝祈願に訪れることで有名です。東松山市と埼玉西武ライオンズは2017年に「スポーツ振興や青少年の健全育成などを目的とした連携協定」を締結しており、調印式がこの神社で行われています。でも、さすがに境内で野球遊びをしている少年はいません。



 この日は見つけることができませんでしたが、バットの形やホームベース型の絵馬、グローブやバットの形の球技守、ボールの形の一球入魂みくじ、などがあるそうです。

(出所)箭弓神社

(出所)箭弓神社

(出所)箭弓神社

(出所)箭弓神社


 しかし、この神社の創建は和銅5年(712年)と伝えられ、歴史ある稲荷大社です。

 境内社務所の前には狐の像もあります。


 本殿の裏に回ると、立派な龍の彫り物があります。


 一方で、ゆるキャラの「やっくん」と「きゅうちゃん」もいるので、堅苦しさは感じません。

 この箭弓神社は、牡丹でも有名です。ぼたんは4~6月が開花時期で、ゴールデンウイーク前後が一番の見ごろとのことで、この日は残念ながら季節外れでした。

 茶屋もあります。

 
 東松山市は、WBCのサムライジャパンの人気者、ヌートバー選手のお母さまの出身地ということでも最近話題を集めています。駅には、こんなポスターも貼られています。飲食店でも、ヌートバー選手にちなんだメニューがあるとニュース番組でも採り上げられていました。また、ヌートバー選手の祖父である榎田達治さんがホームベース型巨大絵馬に書いた必勝祈願メッセージが市役所に掲示されているとのことです。



 東松山市の名称ですが、1954年7月1日に比企郡松山町・大岡村・唐子村・高坂村・野本村が合併し市政を施行した際に、自治省(当時)が松山市の呼称を認めず、愛媛県の松山市と区別するために東松山市となった経緯があります。しかし、当地周辺は比企地域と呼ばれ、「鎌倉殿の13人」の一人である比企能員などにゆかりのある歴史ある地域としても知られています。その後、松山城(武州松山城)が室町時代の応永6年(1399年)に上田友直によって本格的に築城され、戦国時代には上杉謙信、武田信玄、小田原北条氏などの名将が激しい攻防を繰り広げました。


 最近はヌートバー選手で有名になった感のある東松山市ですが、2015年にニュートリノ振動の発見が評価されノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章博士の出身地でもあります。駅前には博士の受賞を記念した碑が設置されています。


 東松山は埼玉県の交通の要衝でもあり、赤レンガで外装した東武東上線の立派な駅舎が目を引きます。駅構内には観光案内所もあり、観光情報も入手できます。

 やきとりが名物とのことで、駅周辺にはお店があります。やきとりに塩コショウふるのにペッパーミル使っているのでしょうか?。


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