あちこち旅日記

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「ほぼ東京」埼玉県和光市は民度高く住みやすそうでした

 先日、東武東上線および地下鉄有楽町線・副都心線の駅がある成増を訪問しました。



 成増より一駅先にあるのが、和光市駅です。


 ここからは埼玉県になります。地方に行くと県境は海や大きな川、そして険しい峠で隔てられており、文化も大きく異なります。人の行き来が少なかった廃藩置県前の国境が県境になっているケースが多く、路線バスも県境をまたがって往来することは稀です(静岡県や広島県のように国が統合され県が広くなったケースもあります)。


 これに対して、東京都と埼玉県、神奈川県東部の場合は、昔の武蔵の国が明治維新後分割された形になっています。埼玉県とは荒川、神奈川県とは多摩川が県境になっているところもありますが、道路一本が県境になっているケースもあります。道を挟んだ向かいが東京都と埼玉県に分かれており、双方の文化や意識に差がほとんどありません。


 それでも、住居表示が東京都と埼玉県と違うだけで、後者の方が不動産価格や家賃水準が低いことは珍しくありません。このため、県境にある埼玉県の街は「ほぼ東京」を売り文句にしています。一方で、「ほぼ東京」は住環境が東京と比べて劣り、「民度が低い」などの陰口を叩かれることもあるようです。


 和光市は、こうした「ほぼ東京」の一つです。しかし、先入観と異なり、住環境がよく、民度も高そうな印象でした。各種調査でも「住みたい街」上位にランクインしています。



 東武東上線の都内の駅は手狭で、車の乗り入れができない駅が多いのですが、ここは大きなロータリーがあります。

 駅ビルは立派で、東武ホテルも入っています。

 和光市には理化学研究所和光研究所(理研)があります。理研は原子番号113番の新元素の合成に成功し、2016年に国際純正応用科学連合(IUPAC)がこの新元素の名称を「ニホニウム」とすることを認定しました。この記念碑が駅前にあります。和光市駅から理化学研究所までの道は公募により「ニホニウム通り」と命名されています。


 駅から川越街道に向かうバス通りの道幅は広いです。都内の東上線沿線ではこのような光景はあまり見ることができません。

 松と桜が見事なお屋敷もありました(4月1日撮影)。


 小中学校のグラウンドも広々としており、両校の間には桜並木がありました。

 天然温泉施設「おふろの王様」。


 本日の目的地に着きました。陸上自衛隊朝霞駐屯地にある陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」です。この続きは次回報告します。


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