あちこち旅日記

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川越街道の宿場町⑧川越宿:太田道灌の像がお出迎え

 今回は、川越街道の旅の最終回、終点川越城下です。


 大井宿を出ると、旧道は国道254号線から分かれて進みます。その後JR川越線、東武東上線と交錯するあたりで再び国道254号線と合流しますが、すぐに国道254号線は国道16号線とぶつかります。ここは新宿(あらじゅく)交差点と呼ばれており、川越街道新道の終点となります(国道254号線は、このあと国道16号線と合流し、その後別れて長野県松本市に向かいます)。
 
 旧川越街道は国道16号線に入らず、直線して県道39号線となり、JR川越線、東武東上線を越えます。


 西武池袋線の本川越駅近くまで来ると、川越八幡神社があり、ここら辺から昔の川越宿になります。



 川越八幡宮は1030年(長元3年)創建の川越の一ノ宮です。神木の縁結びイチョウや、境内神社として、足腰健康の神様を祀る民部稲荷神社があります。


 川越街道を進むと、古い建築の商店や旅館が増えてきます。1886年(明治19年)創業の老舗菓子店「芋十」。渥美清主演のドラマ「泣いてたまるか」(1966~1968年)の撮影の舞台となったそうです。
 川越は江戸時代からサツマイモの名産地として知られ、多くの芋菓子が名菓になっています。18世紀の江戸では焼き芋が流行した際には、水運で江戸への運搬が便利だった川越産のサツマイモは「九里四里うまい十三里」としてブランドになっていたようです(江戸から川越までの距離は13里だったのでこれにかけていたようです)。


 割烹料亭佐久間のあたりから川越城下(上松江町)になります。

 カフェ百足屋。

 さらに川越街道を進むと、「鉤(かぎ)の手跡」があります。直角に曲がる道は敵の進軍を真っ直ぐに進めない様につくられました。


 鉤の手から川越城西大手門にかけて、旧江戸町と呼ばれています。川越から江戸へ行くための起点となるため、ここはかつては江戸街道と呼ばれていましたが、町の繁栄と共に江戸町と言われるようになったそうです。


 川越街道の終点は、川越城大手門です。現在、川越市役所庁舎前となっており、川越城を築いたとされる太田道灌の像が建っています。


 これで川越街道の旅ゴールですが、川越市内はいろいろと見どころが多く、折角なので観光していこうと思いました。続きは明日報告します。


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