あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

イスラエル訪問記(上):世界一厳しいといわれる出入国は意外に拍子抜け

 イスラエルとハマスとの戦闘が激化しており、多くの死者が出ているのは残念なことです。皆さまのブログや、掲示版へのコメントを見ていると、ハマスへの批判、イスラエルへの批判ともにあふれていますが、イスラムやユダヤへの偏見も多く見受けられます。


 こうした偏見の多くは歴史知識に乏しいことだけでなく、現地に行ったことない方の経験不足に起因していることはいうまでもありません。観光だけでなく仕事でもアラブ諸国やイスラエルともに訪問したことのある私にとっては大変残念なことですが、双方ともに本当にいい人たちの集まりです。今回はぜひ偏見なしでイスラエルを知っていただければと思い、2019年のイスラエル訪問記を投稿します。


 なお、これは昨年9月26日にも一度投稿したものをその後の情勢を考慮して加筆修正したものです。


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 皆さんはイスラエルと聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか。おそらく、多数の方は「紛争」のイメージを持っているのではないでしょうか。また、「ユダヤ」と聞くと「ユダヤの陰謀」とかの3流評論家による書物を連想してしまう方もいるのではと思います(これはホロコーストにもつながった欧州での反ユダヤ思想に起因しているようです)。


 しかし、私の見てきたイスラエルはこうしたステレオタイプ的なものと全く違うものでした。素晴らしい観光資源だけでなく、今や世界をリードするスタートアップ大国として経済面でも急速に注目を集めており、コロナ禍前は日本からの経済視察団が急増していました。さらに、イスラエルの方たちはとても親日で、知性あふれる方たちです。こういったイスラエルの本当の姿を知っていただきたく、今回から3回に分けてイスラエル訪問記を書かせていただきます。訪問時期は2019年7月下旬。イスラエルには直行便はないため、香港経由でキャセイ航空を利用しました。


 今回はプレミアムエコノミーの利用でしたが、ワンワールドのステータスで成田空港ではラウンジが使えました。


 
 羽田ラウンジではヌードルバーがありますが、こちらは残念ながらありません。でも、お酒の種類が豊富です。


 
 香港行きにまず搭乗します。


 
 行きの香港まではプレエコの設定がなく、エコノミー利用。機内食は例によって炭水化物多め。


 
 香港の乗り継ぎが4時間近くあったので、ラウンジ(The Pier)に寄ります。


 
 担々麺と点心をいただきました。

 

 
 ここはティールームが素晴らしいので好きです。

 
 お茶菓子も豊富。

 
 シャワールームを予約して、お茶飲みながらまっていると、準備が出来たことを知らせるブザーが鳴りました。


 
 広々として長居したくなってしまいます。


 搭乗時間となったので行きます。特拉維夫(テルアビブ)という漢字がいかにも怪しげに見えます。

 
 搭乗に当たっては、ボディチェックが厳しい(下着まで脱がされるとの都市伝説まであるそうです)と聞いていましたが(おのださんの動画をご参照ください)、この時は至って普通で拍子抜け。
 
 今年3月に、日本へのエルアル航空の直行便が就航しましたが、ガザ地区での軍事衝突の影響などから2024年3月まで運休中)。運行が再開されても、当面は乗り継ぎ便でよいので外国系エアラインを使っておいた方が無難だと思います。



エルアル航空搭乗記😱世界一厳しいイスラエルの国営航空会社(バンコク⇒テルアビブ)

 テルアビブのベングリオン空港の入国審査も特に変わりなし(時間はかかりましたが、たまたま並んだ列の審査官の手際が悪かっただけでした)。事前に在京イスラエル大使館で推薦状をいただいていましたのでスムースでした(といっても観光なら日本人はビザなしで渡航できます)。出国時の検査もごく普通でした。それでも、敵対している国の入国履歴があると厳しいようです(私は、この時のパスポートにはアラブ諸国の入国履歴がなかったので問題はなかったです。なお、イスラエルではパスポートにスタンプは押されないので、後に敵対国に訪問しても問題はありません)。


 テルアビブ空港というと、日本赤軍による「テルアビブ空港乱射事件」をご記憶のご年配の方は多いのではないでしょうか。だからといって、日本人への保安検査や出入国での差別的などは全くありませんでした。


 入国後、電車に乗り市内にアクセスしました。私服警察官か車掌かよくわからない人に「ヘブライ語話せるか?」と英語で聞かれ、「話せない」と言ったら「じゃあいい」と行ってしまいました(イスラエルの方は皆英語が堪能です)。


 では、実際の街中やイスラエルの人たちはどうなのでしょうか。次回以降、ご紹介いたします。


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