あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

水郷三都巡り記②:参道の食べ歩きが楽しそうな香取神宮

 水郷三都巡りのべ―スとなるのは、JR鹿島線・佐原駅です。


 東京駅から佐原駅までは総武線(東京→佐倉)と成田線(佐倉→佐原)を乗り継いでいきますが、実際に運行されている電車は、成田までは総武線・成田線快速(東京→成田空港)で、成田からは銚子行の成田線各駅停車への乗り継ぎが必要です。成田線にはたくさんの支線もあるので、さらに複雑です。路線名と実際の運行が異なっているので、地元の方でないとまず迷うと思います。駅探でチェックするなど、入念な下調べと準備をお勧めします。


 佐原駅のある場所の行政区画は以前は千葉県佐原市でしたが、2006年3月27日に香取郡栗源町、小見川町、山田町と合併し、香取市となっています。しかし、現在でも、香取市の中心部は佐原といえます。


 佐原駅は、古商家風のつくりになっており、映えます。

 駅前には、この地出身で、日本全国を徒歩で測量して近代的な日本地図を作成した伊能忠敬の銅像があります。

 近くに観光案内所もあり、情報収集できます。

 駅からは市内の観光名所をまわる周遊バスが出ているので便利です。

 20分ほどで香取神宮に着きます。土日には1時間おきくらいに佐原駅に戻るバスが出ているので、この間に駆け足で香取神宮に参拝することにしました。

 この参道短いですが、食べ歩きすると楽しそうなお店が多くあり、楽しそうです。

 この紫芋コロッケ、気になったのでいただきました。揚げたてを出していただけました。熱いので注意。

 香取神宮は下総国(現在の千葉県北部と茨城県南西部に相当)の一之宮です。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社となっており、関東でも最も格式の高い神社の一つです。関東地方を中心として全国に約400社ある香取神社の総本社であり、フツヌシ(経津主)を主祭神としています。茨城県鹿嶋市の鹿島神宮(官幣大社、茨城県神栖市の息栖神社(郷社)とともに東国三社の一社と呼ばれることもあります。社伝では、初代神武天皇18年の創建と伝わっています。早い時代から、朝廷の東国支配の拠点とされていきたようです。


 参道正面にある朱塗りの大鳥居があります。これは二の鳥居にあたります(一の鳥居は利根川沿いにあります)。

 ここから広い参道が続きます。木々鬱蒼とした玉砂利の参道の両側には、桜や楓が植えられており、シーズンには見事に咲き誇るそうです。ちなみに、桜は香取市の市花になっています。

 車祓所で交通安全のお祓いをされている方もいました。

 三の鳥居と総門

 香取神宮の最高位の神官である大宮司家の表門として1781年(天明元年)に建設された勅使門。勅使参向の際に出入り口として用いられてきました。

 楼門は改修中でした。

 社殿が見えてきました

 茅の輪をくぐると

 拝殿で参拝します。これは内務省神社局による1936年(昭和11年から)の大修築により建設されたものです。

 本殿は1700年(元禄13年)建築で国指定重要文化財です。

 神饌殿。こちらも昭和の大修築による造営です。

 御神木。社殿の南面にある樹齢約1000年と言われる周囲約10mの巨杉です。

 三本杉:後冷泉天皇御宇源頼義公が参拝して「天下太平社頭繁栄子孫長久の三つの願 成就せば此の杉自ら三枝に別れん」と祈願したところ一株の杉が三枝に別れた以来これを三本杉と呼ばれています。

宝物殿

祈祷殿

 参拝所の入口でお出迎えが。偉い宮司さんのようです。

 行列になって行かれました。

 要石。わずかにしか写っていませんが...。

 これです

(出所)香取神宮ホームページ


 境内社の香取護国神社。1946年(昭和21年)に創建され、明治以降に殉死じた香取郡出身の御霊を御祭神としています。春・秋、二度の例祭が行われています。

 位置関係はこの見取り図をご参照ください。


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