ジャカルタ下町の線路沿いは残念なゴミだめ:2022年世界一周記(その6)
ジャカルタからは、当初日付が変わった翌日未明の出発予定でしたが、航空会社から欠航の連絡が入り、18時台の便で出発することになりました。このため、15時前後のエアポートリンクで空港に向かうことにしました。
到着した日はもう既に暗くなっていたのでよくわかりませんでしたが、この日は沿線の景色を楽しもうと思っていました。しかし、昔と変わらないびっくりする光景に出会いました。ごらんいただくように、線路脇にはゴミがたくさん捨てられ、目も当てられない雰囲気でした。
一駅目のディリに到着。この駅だけはきれいに整備されていましたが・・・
少し離れるよこんな有様です。
実は、ディリの近くには7年前にも行ったことがあります。この時は始発駅のコタから電車に乗って有名なボゴールの植物園を訪ねました。往路は問題なく行けたのですが、帰路がコタ行きでない電車に乗ってしまい(英語表示がないのでわからず乗ってしまいました)、支線に入り込んでしまいました。気がついたらディリで「こんなところ通らなかったぞ」と慌てて1つか2つ先の駅で降りました。しかし、こんな感じの辺りの雰囲気に圧倒され「スラム街に迷い込んだ」と思い焦ってしまいました。当然、ブルーバードタクシーなどは走っていません。中心部ではほとんど見ないオート3輪車くらいしか走っておらず、とにかく20分くらい小走りに迷走し、やっと出た大通りでブルーバード拾いました。あの時は怖かったです。
それでも下町を離れ郊外に行くと、線路脇のゴミはだんだん減っていきます。
空港一歩前の駅、Batu Ceper に到着。この駅はきれいに整備されていました。
終点の空港駅についたら、またスカイトレインに乗り換えます。童心に戻って運転席にかぶりつき(自動運転可能なようですが、まだ運転手がついていました)。
この時点で出発2時間強前。ビジネスクラスならば余裕のはずですが、空港はウムラ(小巡礼)と思われるグループ客や、外国人観光客でごった返していました。コロナ禍でサウジアラビアがハッジ(大巡礼)の巡礼者を制限していた反動で、今年はハッジやウムラの巡礼者が急増している模様です。皆さん、緑色のユニフォームで楽しそうな団体旅行の雰囲気で、それも無秩序ぶりにつながっています。
また、今回はカタール航空を利用しましたが、2020年まではカタールとサウジが断交していたため、カタール航空を利用する巡礼者はいなかったのですが、両国の国交正常化も混雑に影響しているのかもしれません。いずれにしても、アウェーの空港ではカウンターの数も少ないため、チェックインには時間がかかります。
さて、今回のフライトの目的地ですが、カタール・ドーハ経由でモロッコのカサブランカに向かいます。前回「イスラム教の国」と発表していましたので、マレーシアあたりを想像していた皆様、さすがにわからなかったでしょう(次回に続く)。
ここまでかかった費用
エアポートリンク 30000ルピア(295円)
前回までの累計 18,068円
ここまでの累計 18,363円
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