青梅街道宿場巡り③:小川宿
青梅街道宿場巡り第四弾は小川宿です。現在の行政区画は東京都小平市になります。
以前、小平ふるさと村を紹介した際にも言及しましたが、小平市域は武蔵野台地でも水利に乏しい地域でした。1652年(承応元年)に水不足解消のため老中の松平信綱によって上水の開削が計画され、1654年に玉川上水、1655年に玉川上水から分水した野火止用水ガ完成シました。周辺地域の水問題が解消されたことから、1656年に小川九郎兵衛が江戸幕府に開拓の許可を出願。1657年から小川村として開拓し、その後青梅街道沿いに小川宿が設置されました。
ただし、宿場の跡らしきものはあまり残っていません。バス停の「中宿」など、地名にわずかな痕跡が残るだけです。
小川九郎兵衛が開山した臨済宗(円覚寺派)小川寺。
1763年(宝暦13年)に建立された鐘楼
次回は箱根ヶ崎宿です。8月10日の投稿を予定しています。
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