多摩湖と狭山公園:西武鉄道ローカル線の旅②
レオライナー(西武山口線)の終点・多摩湖駅は、国分寺とを結ぶ西武多摩湖線の終点でもあります。ただし、現在では西武多摩湖線は国分寺発の便は全て萩山駅までの運転となっており、多摩湖駅には西武新宿線が萩山経由で乗り入れる形になっています。このため、事実上の西武新宿線の終着駅の一つとなっています。
多摩湖駅を出ると、そこは多摩湖に面した都立自然狭山公園の入口でもあります。行政区画は東京都東村山市となっており、埼玉県(所沢市)との境になります。
この日は雨模様だったので、美しい景色とは行きませんでしたが、天気のよい日には青々とした水面が緑地とともに映えるに違いありません。
多摩湖はアースダム形式の貯水池(正式名称は村山貯水池)で、首都東京の貴重な水源になっています。このため、戦時中は米軍により5回の爆撃を受けています。
1927年(昭和2年)の貯水池完成時に設置されていた高欄。太平洋戦争中に設置された堤体を保護するための耐弾層を撤去したところ、建設当時のまま見つかったものです。
周辺には遊園地のほか、ゴルフ場、ホテルなど、西武グループのリゾート施設が集まっています。中でも、中国割烹旅館「掬水亭」は温浴温泉も併設されており、日帰りでも十分楽しめます。この日はまだ営業時間前でしたが、最上階のレストランからは多摩湖が一望に見渡せます。
遊園地の裏門もありましたが、閉鎖中でした。回転しながら上下する展望タワーが楽しそうです。
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