山寺で雨に降られて登頂を断念しました:JR東日本週末パスを使い東北旅行⑧
山形からは、仙山線に乗り山寺駅を目指します。
山寺駅は、その名の通り「山寺」こと天台宗立石寺の玄関口になっています。
駅のホームから山の方角をみると、上の方に寺院が見えます。石段は1015段あるそうですが、さほど無理には思えません。かつては全長約300m、高低差約150mの滑り台があったそうですが、1970年代に廃止されています。
なかなか風情のある駅舎です。
待合室
立石寺の創建の正確な時期や事情については諸説あるようですが、平安時代の860年(貞観2年)が有力とされています。
朱塗りの橋を渡り7分ほど歩くと、登山口にたどり着きます。
根本中堂(国指定重要文化財):1356年(延文元年)に初代山形城主・斯波兼頼により再建されたと伝えれる入母屋造・5間4面の建物で、ブナ材の建築物では日本最古といわれています。
立石寺は松尾芭蕉が『閑さや岩にしみ入る蝉の声』の有名な句を詠んだところでもあります。芭蕉の句碑や、芭蕉や弟子・曾良の像など、芭蕉にちなむものが多くみられます。
日枝神社:慈覚大師円仁が、立石寺を開基する際に、比叡山延暦寺に倣って、日吉大社から分霊を勧請し祀ったのが創建とされています。旧社格は村社。
珍しい真っ白い仏像。
山門の前に着いた時に、再び強い雨が降ってきました。石段が滑りやすい上に、頂上まで行っても視界は悪いだろうと判断して進むのを断念しました(本音をいうと、登らない言い訳ができました)。
もっとも、その後山形県内で集中豪雨の大きな被害が出ているのを伝えるニュースをみると心が痛みます。被害に遭われた皆さまをお見舞い申し上げます。
本坊の前を通って下山しました。
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