あちこち旅日記

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ハイブリッド列車に初めて乗りました:JR東日本週末パスを使い東北旅行⑮

 本塩釜の次は仙石線と石巻線を乗り継いで、女川に向かいました。


 本塩釜より仙石線の電車で高城町に行き、そこで仙石東北ラインの石巻行きに乗り継ぎます。仙石線と仙石東北ラインの関係については以前投稿した記事をご参照いただきたいのですが、もともと私鉄であった宮城電気鉄道の路線を継承した仙石線が直流電化されているのに対し、東北本線は交流電化されているという事情もあり、仙石東北ラインは交直流電車しかディーゼルカーしか走行できません。交直流電車は製造コストが高いといった問題があるため、仙石東北ラインではハイブリッドディーゼルカーが運行されています。


仙石東北ラインと陸奥国一宮・鹽竈神社:JR東日本週末パスを使い東北旅行⑬ - あちこち旅日記


(出所)Wikipedia

(出所)Wikipedia


 仙石東北ラインで運行されているのは、HB-E210系という車両です。

(出所)JR東日本


 各車両にはエネルギーフローを表示するパネルがあり、充電・放電の状況をリアルタイムで見ることができます。下の図は停車中もしくは惰行中のもので、エンジン発電機はアイドリングストップを行い、車両の補機類とサービス用の電力は、主回路用蓄電池からの電力が補助電源装置を経由して送られています。

(出所)Wikipedia


 一時、省エネとして世界で称賛された日本のハイブリッド技術が、自動車だけでなく鉄道輸送でも使われているのは非常に興味深いものでした。もっとも、ハイブリッドといえども化石燃料を使用していることには変わりがなく、多くの国で販売を禁止する流れになっています。将来は、電車も架線から電気を取り入れる様式から、バッテリー式が主役になっていくのでしょうか。 


 高城町より石巻までは車窓の眺めよりもこのパネルに目が釘付けになってしまいました、その後、列車は石巻に到着。巨匠・故石ノ森章太郎の出身地である石巻でワンマン運転のディーゼルカーに乗り継ぎ、石巻線の終点・女川に向かいます。

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