あちこち旅日記

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国指定重要文化財の山形市郷土館:JR東日本週末パスを使い東北旅行⑦

 山形市の霞城公園にある山形市郷土館は、建物自体が国指定重要文化財の「旧済生館本館」を活用しています。



 旧済生館本館は1878年(明治11年)に竣工した擬洋風の病院建築物で、最初は県立病院として使用され、その後、1888年(明治21年)に民営移管となり、1904年(明治37年)からは市立病院済生館の本館として使用されました。


 創建当時は医学校が併設され、オーストリア人医師・ローレツが近代医学教育の教鞭をとっていました。1966年(昭和41年)に国の重要文化財に指定され、霞城公園内に移築復元された後、管理棟を付設のうえ1971年(昭和46年)に「山形市郷土館」になりました。
 
 現在、1・2階を一般に公開し、郷土史・医学関係資料を展示しています。


 1584年(天正12年)に山形城主・最上義光が谷地城主・白鳥十郎長久を斬殺し、首をのせたとされる石鉢が管理棟前にあります。

 管理棟が入口になっています。

 館内はほとんどが撮影禁止ですが、庭園と元内科診療室のみ撮影は可能です。なお、老朽化のために3階以上には上がれません(管理棟で写真を見ることができます)。

 館内を見学中に雨が降り始めました。少し小降りになったのを見計らって出ようとしたところ、職員の方がビニール傘を差しだして「使って」と言ってくださいました。「観光客なので返しに来れないので」と固辞したのですが、返却不要とのこと。折角なので使わせていただきましたが、駅に向かう途中で雨あしが激しくなってきて、傘のありがたみを感じ、山形の方の親切に深く感謝したこの日でした。その後、山形県内で集中豪雨があったニュースを聞くたびに、複雑な思いにかられます。ふるさと納税しなくちゃ。


 山形の後は山寺に向かいます。この続きは6月1日の投稿を予定しています。



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