池袋駅で長野県物産展やっていました:長野のご当地丼とは?
昨日、池袋駅のコンコースを通った際に、長野県物産展やっていました。現在、都内にある長野県のアンテナショップはリニューアルのために10月末まで閉館中で、旅行にでも行かない限り、こうした長野県の名産品に触れる機会はなかなかありません。
8月13日まで開催しているとのことです。
長野県の名産品と呼ばれるものには、リンゴやぶどうといった果実のほか、そばやおやき、みそといった小麦製品が多くみられます。この物産展でも、大半の商品はこういったジャンルでした。
今年の年初に長野に行った時も、りんごバターとアップルケーキを土産に買って帰りました。
長野県の小麦・蕎麦文化の背景には、冷涼で夏の雨量が少ない乾燥している気候と、急な斜面が多く稲作に向いた耕地が少ないといった地形から、長野県は稲作に向かなかったことがあると思われがちです。実際に、「●●丼」と呼ばれるものはあまり聞きません。
もっとも、2022年(令和2年度)における長野県における米の収穫量は187,300tで全国生産量の約2.5%を占めています。長野県の人口は約200万人、全国シェアは約1.6%ですので、決して米がとれない県ではありません。それどころか、玄米検査時の品質を示す1等米の割合は長年全国トップレベルの90%台を保っており、10アール当たりの収量も600kg台でこれも全国トップレベルにあります(長野県ホームページより)。
長野県の品種別米の作付面積
(出所)長野県ホームページ
冷涼地での耕作に向く品種の開発や、消費者による人気の高まり、地球温暖化の影響で、長野県も現在では日本有数のコメどころになっているようです。ぜひ、長野のご当地丼も楽しんでみたいものです。
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