青梅街道宿場巡り⑦:現在の奥多摩駅周辺にあった?氷川宿
昨日の投稿では、新宿-青梅-奥多摩を結ぶ「ホリデー快速おくたま」の乗車体験を紹介をしました。
今回奥多摩に来た目的は、清流での避暑もありますが、青梅街道の宿場巡りもありました。奥多摩駅周辺は、青梅街道で6番目の宿場である氷川宿があったところと思われます。
駅の観光案内所のほかに、旧青梅街道沿いにビジターセンターがあり、そこで氷川宿についての情報を収集します。
この「むかし道」が旧青梅街道に当たりますが、氷川宿の痕跡のようなものはほとんど残っていないとのことです。
また、奥多摩湖からの旧道は、今では奥多摩湖の底になってしまっています。
むかし道に入る手前に、古民家や民宿・旅館が並びます。この周辺が宿場だったのでしょうか。
なかでも、氷川地区にある三河屋旅館は江戸時代創業で約200年の歴史を有し、皇室や文人も足を運んだそうです。
土蔵食亭は本日休業でした。
奥多摩駅方向に戻ります。青梅街道から北に分かれる日原街道を行くと、有名な鍾乳洞があります。
多摩川と日原川の合流点に位置する奥氷川神社。氷川神社と中氷川神社とともに「武蔵三氷川」と呼ばれ、一直線に並んで本社・中社・奥社の関係になっているとも言われています。
1世紀に日本武尊が東征の際に祀った社が起源で、860年(貞観2年)に无邪志国造の出雲族が奥氷川大明神として再興したといわれています。旧社格は村社でした。
東京都天然記念物の氷川三本杉。根元近くから三本に分岐している珍しい杉で、鎌倉時代に植えられたという伝説がある神木。都内最大の杉で樹高43メートルを超えます。
次回は県境を越え丹波宿です。9月1日の投稿を予定しています。
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