日蓮生誕の地・誕生寺(千葉県鴨川市)
日蓮宗の現在の宗制では寺院は祖山、霊跡寺院、由緒寺院、一般寺院に格付けされています。江戸時代の本末制度に始まる寺格は1941年に消滅していますが、日蓮宗宗制では総本山・大本山・本山の称号を用いることができると規定されています。。
祖山は日蓮の遺言に従い遺骨が埋葬された祖廟がある身延山久遠寺で、霊跡寺院は日蓮一代の重要な事跡、由緒寺院は宗門史上顕著な沿革のある寺院となっています。
大本山小湊山は同じく鴨川市内にある大本山千光山清澄寺とともに霊跡寺院の一つになっています。清澄寺は日蓮が出家得度および立教開宗した寺とされ、「カラテバカ一代」の故大山倍達さんも修行した地です。ぜひ行ってみたかったのですが、路線バスが最近廃止されてしまったようで、今回は断念しました。
総門から入ります。
誕生時は、鎌倉時代の1276年(建治2年)に、日蓮の弟子日家が日蓮の生家跡に建立したのが始まりとされます。
奥に見えるのが1706年(宝永3年)建立の仁王門です。
日蓮が1222年(貞応元年)に生まれたとき、産湯に使ったと伝えられる誕生水井戸。
宝永3年(1706年)建立の仁王門。宝暦年間の大火の際焼け残った当山最古の建造物です。
鐘楼
1706年(宝永3年)建立で、日蓮聖人像を安置する祖師堂
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