水戸にもあった東照宮:水戸に行ってきました⑥
全国には徳川家康(東照公)を主祭神とする東照宮が48カ所あるそうですが、徳川御三家の一つである水戸徳川家の所領であった水戸の地にも東照宮があります。水戸東照宮は、初代水戸藩主の徳川頼房(威公)も配祀していることが特徴です。
東照宮は水戸駅からすぐ、イチョウ坂にあります。
東照宮の横は、商店街「宮下銀座」になっています。休日の昼頃だったためでしょうか、飲食店はほとんどがシャッターを下ろしていました。駅ビルの賑やかさとは対照的でした。
元和7年(1621年)、家康の十一男であった頼房が、父の家康を祀るために景勝地の霊松山に創建しました。その後、2代将軍秀忠の霊屋が建てられ、以降、歴代将軍の霊が相殿として祀られてきました。明治時代の近代社格制度では県社とされていました。
創建当時からの社殿は1917年(大正6年)に当時の古社寺保存法に基づき特別保護建造物(文化財保護法下の「重要文化財」に相当)に指定されていましたが、1945年(昭和20年)に戦災で焼失してしまいました。現在の社殿は1962年(昭和37年)に再建された新しいものですが、豪華絢爛、煌びやかな造りは新しくなっても徳川家の威光を感じます。
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