あちこち旅日記

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JR呉線にはじめて乗車:広島に行ってきました⑤

 尾道でランチをいただいた後は、当初の予定通りJR呉線に乗ってかつての海軍の港町(今では海上自衛隊の町)呉に向かいました。


 JR呉線は、三原市に三原駅から海田町の海田市駅に至る全長 87.0 kmの単線です。実際には東は山陽線の糸崎、西は広島以西岩国方面まで乗り入れが行われています。また、三原駅 - 広駅間は、公募により「瀬戸内さざなみ線」との愛称で呼ばれており観光路線の色彩が強く、広駅 - 海田市駅間は「広島シティネットワーク」として広島市の近郊路線のひとつとして扱われています。

 尾道駅から山陽線の黄色い電車に乗り

 電車基地のある糸崎駅で呉線に乗り入れる車両に乗り換えます。糸崎が始発になっている便が多いため、ここで乗り換えた方が便利です。

三原までは複線の山陽線で運行されます

三原は結構開けている街ですが、

 ここから呉線が分かれ、単線運行となります。途中、樹々の枝が車両の窓とぶつかる林の中を抜けるために、徐行運転区間がかなりあります。それでも、山陽線が山間部を通るのに対し、呉線は海のすぐ近くまで山が迫る区間が多く、安芸幸崎駅 - 忠海駅間では車窓から瀬戸内海を眺望できます。

 途中、ニッカウヰスキーの創業者で、朝ドラ「マッサン」のモデルとなった故竹鶴政孝の生誕地の竹原を通ります。街並みが保存されていると聞いていて、ぜひ訪ねたかったのですが、時間の制約で今回は通過しました。
 なお、日本各地に竹取物語由縁の地と名乗る地域があり、竹取物語(かぐや姫)をテーマにしたまちづくりを行っています。「かぐや姫サミット」という地域間交流が定期的に開催されてはいますが、竹原は単に地名に「竹」がついているだけで、竹取物語のストーリーとは特にゆかりはないようです。

 呉線の運行体系の境界となっている広駅。ここがとりあえずの終点で、広島行きに乗り継ぎます。

 広駅の近くには江戸時代の友好使節団「朝鮮通信使」が、たどった航路を、飛石や松を寄港地に見立てて再現した庭園「朝鮮通信使記念庭園」があります。

 すぐに呉駅に到着です。戦艦大和建造の地でもあり、駅に電車が入ってくると「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌のメロディーが流れ、気分が盛り上がります。

 観光案内所でまず情報を収集します。

 市街地は駅の北側にあります。

 呉市には軍用工場が多くあったため、大戦中に米軍に爆撃され、街は焼け野が原となりました。このため、史跡などはあまり残っておらず、一方で道路が広々としている「戦災都市」の光と影の両面を感じます。首都圏でいうと平塚にも同じようなイメージを感じます。

 見どころは駅の南側(呉港側)にあります。


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