あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

戦前の日本の造船技術の高さがわかる大和ミュージアム:広島に行ってきました⑦

 今回は大和ミュージアムの見学記です。

 大和ミュージアムの正式名称は呉市海事歴史科学館で、市が運営しています。戦艦「大和」を建造した軍港、日本一の海軍工廠のまちとして栄え、戦後は、世界最大のタンカーを数多く建造する明治以降の「呉の歴史」と、造船・製鋼を始めとした各種の「科学技術」を紹介しています。館内には、零式艦上戦闘機六二型などの貴重な実物資料の他、船を中心とした科学技術の原理を体験・体感を通して紹介している展示室があります。毎週土日にはワークショップやサイエンスショーを開催しています。

 戦艦大和を中心とした常設展だけでなく、企画展も開催しています。

 戦艦大和の10分の1サイズの模型です。10分の1といってもかなりの大きさです。

 180㎝はゆうにある外国人の方を比べると、その大きさを感じます。

 ベンチで休んでいる方が小さく見えます。

 大和の建造技術は、戦後の日本の製鉄業や造船業の基盤となりました。今の日本で産学と自衛隊が共同研究を行うというのは難しいかもしれませんが、自衛隊の持つ技術を犯罪防止、防災、情報通信などの民生分野で活かさないのももったいない気もします。


 イスラエルでは、軍隊を除隊した後の就職先に特に制限を設けておらず、サイバーセキュリティ―や化学兵器・最近兵器対策の技術を、IT産業や医薬産業に活用し、スタートアップ大国としての評価を上げ、産業育成の成果を上げています。防衛費は平和であれば結果的に無駄使いになることはいいことかもしれませんが、民生技術に転用して産業を育成できるのであれば、費用対効果の点でも有用だと思うのですが・・・。

大和の沈没地点

造船所のあった呉は米軍の大きな標的となりました。

 戦艦金剛の機関室は人力に大きく依存していました。

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