あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

やはり手ごわかったカサブランカ国際空港:2022年世界一周記(その11)

  カサブランカでの1泊を終え、この日は8時頃の列車で空港に向かいます。


 ホテルのレストランが朝6:30にオープンするので、早めに朝食を済ませます。朝食はコンチネンタルでしたが、一部準備が出来ておらず、スタッフも不在。他のお客さんも面くらっていました。

 この日は、ジブラルタル海峡を隔てたポルトガルのリスボンに向かいます。フライトは10:45発のロイヤル・エアモロッコ便で、搭乗時間は10:00です。ジャカルタで既に搭乗券を受け取っていたので、早く行く必要はなかったのですが、飛行機がプロペラ機のATR72で収納スペースが少ないため、早めに空港に行き、機内持ち込み荷物を減らすことにしました。



 このため、カサ・ボイジャー8:08発、空港着8:37着の列車を押さえました(そもそも1時間後では厳しかったかもしれません)。また、座席は1等車を手配しました。料金は2等車の50ディルハムより高い70ディルハムですが、ガイドブックなどの口コミで、空港駅のセキュリティ・チェックが厳しく、前方車両にいないと時間がかかるとの情報を得ていたためです。また、2等車との違いも見てみたかったことや、通勤時間帯のために2等車の混雑が予想されていたことも理由です。


 列車が来るまで、隣のホームに泊まっていた車両の1等車と2等車の車両の位置を参考にして待っていました。

 しかし、車両が入ってきて、大きな誤算があったことに気が付きました。前日来た時は、1等車は最もターミナル側(空港行きでは最も前方)にありましたが、この列車は逆に一番後方でした。車両のかなり後方まで移動しないといけません。あわてて移動して発車時間ぎりぎりに飛び乗りました。

 乗り込むと、1等車といえども混雑していました。2等車は立ち席の方がいたのと比べると結構ましでしたが、お見合いシートの相席です。まあ、キャリアウーマン風のアラブ美人とのお見合い席も悪くはありませんでしたが・・・。

 空港に近づくと、途中駅で下車する乗客が出て、だんだん空いていきます。もっとも、車両は2等車よりは多少は綺麗ですが、リクライニングシートというわけでもなく、座席間隔などのゆったり感もあまり違いません。空港ターミナルから一番遠い車両では、何のための1等車なのかメリットが全くわかりません。

 案の定、ターミナルに入るためのセキュリティチェックはカオス状態。皆さん押しのけ合いの状態で、何とかターミナルビルに入ります(写真を撮る余裕もありませんでした)。なお、結局使い余したディルハムでしたが、レシートなしでもユーロに両替してもらえました。
 

 到着日はターミナル1から入国し、空港駅も同じターミナル側で便利でしたが、この日のロイヤル・エアモロッコはターミナル2からの出発でした。ターミナル1と2は隣接しているので、迷うことなく行けましたが、ロイヤル・エアモロッコのカウンターがたくさんあり、どこのカウンターに行ったらよいかわかりませんし、スクリーンにも搭乗予定便が出ていません。 
 
 スタッフに聞くと、一番端にビジネスクラス用のカウンターがあるので、そこに行けとのこと。荷物を預け、出国手続きに向かいましたが、出国検査場の入り口がわかりにくく、ここは違うと言われてしまいました。どうやら、エコノミーとビジネスで出国経路が違っている様子。あまり融通が利きないようです。荷物検査も厳しく、持っている外貨を全て見せるように言われました。別の検査官にも鞄をあけて全て出させられました。こんな事初めてです。モロッコは多くの方がいうようなウザイ国ではありませんしたが、最後まで空港のイメージは悪いままでした。


 出国手続きが済んだ後、そのままロイヤル・エアモロッコのラウンジに行ってもよかったのですが、途中プライオリティ・パスが使え、(ロイヤル・エアモロッコのラウンジと比べて)評判がよいパールラウンジがあったので、寄ってみました。ところが、受付で「出発時間、搭乗時間ともに1時間後ずれしている」驚愕の事実を知らされました(どうりでスクリーン情報がなかったわけです)。バッケージ・ドロップの際には何も知らされず、「やっぱりロイヤル・エアモロッコの悪評は本当だったのだ」と思いましたが、その後、いい意味で期待が裏切られたのでした(次回に続く)。

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