桐生新町伝建地区を街歩き:北関東鉄道の旅②
桐生では、わたらせ渓谷鉄道の乗り継ぎ時間が1時間ほどあったので、歴史的建造物の残る「桐生新町伝統的建造物群保存地区(伝建地区)を街歩きしてきました。
桐生駅から徒歩10分弱のところに観光情報センター「シルクル桐生」があり、そこで情報を収集したり、資料を入手できます。
脇を通る本町通りを北上していくと、「あーとほーる鉾座」があります。明治初期に作られた鉾や祇園屋台、生き人形(スサノオノミコト)を常設展示した施設で、ホールは各種のイベントに利用されています。
江戸・明治時代の国学者だった黒川 真頼は当地の出身でした。
ライオン薬局の蔵も目につきます。
1831年(天保元年)創業の鰻屋さん「泉新」
桐生歴史文化資料館。この日はまだ開館時間前でした。
桐生新町重要伝統的建造物群保存地区の南端にある桐生市有鄰館。有鄰館(旧矢野蔵群)は1717年(享保2年)に現在の矢野園の創業者である近江の商人初代矢野久左衛門が来住し、二代目久左衛門が1749年(寛延2年)に現在地に店舗を構えて以来、桐生の商業に大きく寄与してきた矢野本店の蔵群です。
かつては酒・味噌・醤油を醸造し、保管するために使用されていた江戸時代から昭和時代にかけての11棟の蔵群が、舞台や展示、演劇、コンサートなど様々な用途に使用されています。
矢野本店は現役で営業しています。
土日には無料の周遊バスも運行されているようです。
周囲にも古い建築物や、古民家を利用したカフェなどが数多くあります。
有鄰館の向かいには小規模ですが三越もあります。
株式BS日本とのシリーズ特番「発見!ニッポンの神業スペシャル」と連携して開設された「ニッポンの神業ミュージアム」。「ミライへツナグ」をテーマに日本が世界に誇る伝統技術とその進化=『ニッポンの神業』を観て、触って、体験できる体験型施設となっています。
わたらせ渓谷鉄道の乗り継ぎ時間が迫ってきたので、急ぎ駅まで戻ります。観光情報センターでいただいた資料によると、市内には「桐生新町伝建地区」を含めて日本遺産が6つあります。また日を改めてゆっくり行きたい、と思う街でした。
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