わたらせ渓谷鉄道(わ鉄)に乗車しました:北関東鉄道の旅③
JR両毛線を利用した桐生まで来ましたが、ここでわたらせ渓谷鉄道(通称「わ鉄」)に乗り換えます。
わ鉄は、桐生と間藤(栃木県日光市)を結ぶ全長44.1㎞の路線です。17の駅がありますが、うち12駅は無人駅となっています。
わ鉄の前身は、足尾銅山から産出される鉱石の輸送のために1911年(明治44年)に開業した私鉄の足尾鉄道であり、のちに国有化され足尾線となりました。しかし、国鉄民営化に際して1989年に第三セクターに転換されました。
現在でも駅の改札口はJR桐生駅と共用され、両毛線の下り(小山行き)と並びの1番線がホームとして使用されています。
わ鉄はトロッコ列車が名物の観光路線としても有名です。桐生着9:06の高崎行きで到着すると、9:30発の「トロッコわっしー1号」と接続がよくなっていますが、この「トロッコわっしー1号」は気動車の1両編成のため、座席数が少なくなっています。定員制を採用しており、乗車には整理券が必要ですが(ホームページから予約可)、整理券の入手は困難のようです。
これは通洞駅で撮影した「わっしー5号」です。
なお、わ鉄のトロッコ列車には「わっしー号」のほかに「わたらせ渓谷号」と呼ばれるディーゼル機関車がけん引する4両編成のものがあり、大間々駅を始発にしています。ツアー客の大半はこちらの「わたらせ渓谷号」を利用しているようです。桐生駅を10:06発の列車か10:32発の連絡用臨時列車に乗れば大間々駅で「わたらせ渓谷3号」に乗れるため、この日はこちらを選択しました。「わたらせ渓谷号」の乗車体験記は次回投稿します。
10:06発の列車は2019年に各1両が導入された、トイレ付き・クロスシート仕様の車両WKT-521形「あづま」です。
ワンマン運転を行っています。両替にもたつくと、遅延し運行に支障が生じるので注意してください。
16分で大間々駅に到着しました。
ここから乗車するツアーが多く、大型バスが何台も停車していました。
駅には沿線情報などが掲示されています。
参考になったら、「プロフィール」のバナーをクリックお願いします。過去の記事リストがあります。シリーズ通してご覧いただければ嬉しいです