古河機械金属の迎賓館と旧社宅・足尾:北関東鉄道の旅⑤
わ鉄の終点足尾駅に降り立ちました。
駅前はゴーストタウンにように静まり返っています。1件だけお店がありますが、「クマに注意」「サルが入ってきますので」との貼り紙にビビッてしまいます。
足尾駅周辺は、足尾銅山を運営していた古河機械金属の迎賓館や役職員の社宅で栄えた街でした。足尾町は全盛時の1916年(大正5年)には、38.428人の人口を有し、栃木県では宇都宮市に次ぐ規模でした。しかし、1973年(昭和48年)の足尾銅山閉山後は過疎化が進進み、2006年(平成18年)には最盛期の10%にも満たない3,220人に減少。2006年(平成18年)に旧日光市などと合併し、(新)日光市の一部となりました。
木造の社宅は今では使われていませんが、老朽化はしているものの、つい最近まで使われていたように見えます。
迎賓館「古河掛水倶楽部」は土日には公開されています。今でも社員研修に使われているとのことです。
昔の電話交換機が展示されている電話資料館。
旧附属書庫。国の登録有形文化財になっています。
鉱石資料館になっている掛水役宅。残念ながら内部は撮影禁止でした。
課長役宅
所長役宅。使用人部屋まである立派な社宅で、ここに奉公に上がることは名誉なこととされ、礼儀作法を学べる場所と認識されていたようです。
迎賓館
ここも内部は撮影禁止の場所がほとんどでしたが、禁止の表示がないところを撮影してきました。
隣には新しい迎賓館らしき建物が建設中でした。
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