頑張っている秩父鉄道:観光シーズンの秩父日帰り旅②
秩父鉄道の御花畑駅より長瀞駅に向かいます。
秩父鉄道は羽生駅と三峰口駅とを結ぶ全長71.7 ㎞の路線で、起終点を含む39の駅があります。地方ローカル線というと経営が苦しいという印象がありますが、セメントの運搬をメインにした貨物事業のほかに沿線の観光開発にも力を入れています。不動産事業が経営を支えており、コロナ禍で苦しんだ業績も2024年3月期には黒字転換しています。立派な東証スタンダードの上場企業です。この4〜9月中間期には観光事業も黒字転換しました。
鉄道事業もコスト削減努力は行っており、使用している車両は東急線、西武線、都営地下鉄の中古を購入して使っています。
有料急行「秩父路」は西武線で使われていた車両を改造したものです。
この日は東急線で使われていた車両に乗りました。左側は西武鉄道で使われていた車両です。
帰路に乗ったのはアニメのラッピング電車でした。
2015年に公開された、秩父を舞台とした劇場版アニメ『心が叫びたがってるんだ。』(略称ここさけ)のキャラクターでした。2017年には実写版も制作・公開されています。
秩父鉄道は1901年(明治34年)に熊谷-寄居駅間で開業したのを皮切りに、路線の延長を進め、1930年(昭和5年)に 羽生駅 - 三峰駅間が全線開通しています。西武秩父線が今年開通55周年であるのに対し、秩父鉄道は全線開通してから94年の歴史を誇ります。
長瀞駅に到着しました。風情ある駅舎です。
この時期は長瀞下りが人気で、チケット売り場には行列が出来ていました(これも秩父鉄道の子会社が運営しています)。以前乗ったことがあるので、今回はパスしました。
駅前の観光情報館で情報を収集します。
駅前から宝登山と宝登山神社の鳥居が見れます。
長瀞駅にあった奇妙な祠。「無事帰る」ということで、ブーメランと蛙が奉られています。
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