あしたのジョーの舞台・山谷のドヤ街と泪橋
吉原観光されるのであれば、土手通りにもいくつか名所がありますので、おすすめです。
吉原の北側にある竜泉町に位置しているのが、この地を舞台とした小説「たけくらべ」の著者・樋口一葉の記念館です。5000円札の肖像が代わってしまったので、関心が落ちているのは残念です。1月一杯は改修のため閉館していました。
近くには、一葉にちなんだお煎餅屋さんもあります。旧5000円札を模したデザインが評判です。ちなみに、一葉は文壇デビュー前に駄菓子屋を営んでいたとのことで、一葉記念館には当時の記録が保存されています。
公園にある「一葉女史たけくらべ記念碑」。「たけくらべ」はこの地が舞台になったとされています。
土手通りに戻ると反対側に天ぷらの有名店「いせや」があります。いつも行列が出来ています。
お隣は桜鍋の中江です。
お店の建物は登録有形文化財になっています。
この付近には馬肉を売る肉屋さんもあります。
「あしたのジョー」の像。ここから北東側は「山谷」と呼ばれる地域で、「あしたのジョー」の舞台となったといわれています。
丹下ジムがあったと設定されていた「泪橋」。江戸時代に処刑場に向かう罪人が流した涙がその起源と言われています。現在ではでは暗渠化され、橋は無くなっていますが、交差点やバス停にその名前が残っています。
路地に入ると雰囲気は一変します。この地区はかつて「ドヤ街」と呼ばれた安宿街で、今でもゲストハウスが多く立地しています。日雇い労働者の集会や炊き出しも行われており、とても写真を撮影できる雰囲気ではありません。差し障りのない程度にゲストハウスの外観だけ撮影してきました。
最近では、外国人バックパッカーの間でも人気となり、おしゃれなゲストハウスに生まれ変わりつつあるようです。ここを追われた方たちはどこに行くのでしょうか。
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