あちこち旅日記

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鎌倉ブランドは乱立気味?:江ノ島・鎌倉日帰り旅番外編

 今回、鎌倉市内を歩いていて目についたのが、「鎌倉●●」という看板の多さです。地域の特産物や伝統工芸品など、こうした「ご当地ブランド」は珍しくありませんが、鎌倉に関してはその数の多さに驚きます。また、「鎌倉」を冠するだけで高級イメージがついてくるのも不思議です。


 代表的な鎌倉ブランドには「鎌倉野菜」があります。これは、特別な種類の野菜ではなく、鎌倉市と隣接する横浜市栄区の一部で生産される野菜の総称です。


 また、「鎌倉彫」はカツラやイチョウなどの木を用いて木地を成形し、文様を彫り、その上に漆を塗って仕上げた工芸品で、鎌倉市及びその周辺地域で作られたものをいいます(伝統鎌倉彫事業協同組合ホームページより)。



鎌倉彫について - 伝統鎌倉彫事業協同組合


 また、「鎌倉ハム」というブランドもあります。これは旧神奈川県鎌倉群(現在の鎌倉市および横浜市)で製造されたハムを源流とするハムのブランドで、特定メーカーに帰属するものではありません。斎藤商会、富岡商会、石井商会、村井商会、クラウン商会など「鎌倉ハム」を冠しているメーカーが複数存在します。


 これは横浜の山手で農園を経営し、居留地の外国人向けに西洋野菜を販売していた英国人ウイリアム・カーティスが、1874年(明治7年)、鎌倉郡下柏尾村(現在の横浜市戸塚区)で白馬亭というホテルを開業し、その敷地内に牧場を設けてハム、ベーコン等の製造を開始したのが起源とされています。

 しかし、今回見た鎌倉ブランドの中には「なぜ鎌倉なの?」というものがたくさんありました。どなかた、起源をご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。


 乱立気味ではありますが、それでも高級イメージがついてしまうのが、鎌倉のよいところかもしれません。



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