酉の市でごった返していた府中市の大國魂神社
立川の昭和記念公園の後は南武線で府中本町に移動し、大國魂(おおくにたま)神社に行ってきました。
(出所)大國魂神社ホームページ
大國魂神社は武蔵国の総社とされており、武蔵国の一之宮から六之宮までを合わせ祀るため、「六所宮」とも呼ばれています。ちなみに、「六所宮」とは
一之宮:小野大神 - 小野神社(東京都多摩市)
二之宮:小河大神 - 二宮神社(東京都あきる野市)
三之宮:氷川大神 - 氷川神社(埼玉県さいたま市大宮区)
四之宮:秩父大神 - 秩父神社(埼玉県秩父市番場町)
五之宮:金佐奈大神 - 金鑚神社(埼玉県児玉郡神川町)
六之宮:杉山大神 - 杉山神社(神奈川県横浜市緑区)
となっていますが、一般的には氷川神社が広く一之宮とされているようです(これが「大宮」の地名の由来だそうです)。また、氷川女体神社(さいたま市緑区)も一之宮と称しており、氷川神社と共に「全国一之宮会」に加盟しています。「一之宮」かどうかは慣習的に決まっていて明文化されているわけではないので、「一之宮」の地位を巡って争いになっているケースもあるようです。
また、東京大神宮、靖国神社、日枝神社、明治神宮とともに東京五社の一つとされています。
府中本町駅は東京競馬場の近く、土日は競馬ファンが殺到します。行ったのは11月23日の木曜日でしたが、この日は競馬場専用の改札口は閉鎖されていました。
府中本町駅を出てすぐの鎌倉街道と府中街道の交差点にある鳥居をくぐって行きます。
住吉神社の方から入ると、ものすごい行列になっていてびっくりしました。
拝殿の前はさらに多くの人でごった返していました。
この日は酉の市だったのでした。さらに、少し遅い七五三のお詣りの方も来ていたのが混雑に拍車をかけていました。
神楽もやっていました(なかなか始まらないのでパス)。
菊の品評会も開催されていました。
宝物殿
随神門(ずいじんもん)。2011年(平成23年)建立とまだ新しい建築物。
この日は酉の市で、多くの提灯が飾られていて賑やかでした。
参道はこのようにごった返していました。熊手が売れた時の三本締めに年末の風情を感じます。
帰りは宝物殿脇の鳥居から府中街道に出ましたが、戦前まで使われていた旧社格を示す「官幣小社」の表記がありました。GHQの命令で社格制度が廃止された後に、この文字を埋め消した神社が多いと聞いていましたが、ここは残っていました。
神社の社格については、また改めて報告します。
参考になったら、「プロフィール」のバナーをクリックお願いします。過去の記事リストがあります。シリーズ通してご覧いただければ嬉しいです。