ハロン湾と桂林が似ているわけ:コロナ禍前の2017年の記録
この記事は2022年8月9日に投稿したものを、その後出てきた写真を加えて加筆修正したものです(加筆部分は赤字表示)。
先週、桂林旅行記を掲載していましたが、実はその直前にベトナム・ハロン湾を旅行していました。桂林の漓江では「どこかで見た光景」とデジャブを感じましたが、まさにハロン湾の光景そのものでした。
実際に、ハロン湾は「海の桂林」とも呼ばれているようです。
それもそのはず、桂林を含む広西チワン族自治区はベトナムに隣接していますが、この一帯はカルスト地形となっているためです。桂林で添乗員さんの説明を聞き、納得しました。
せっかくなので、ハロン湾クルーズの時の写真を載せておきます。
ハロン湾は、ハノイからバスで3時くらいかかるので、個人観光は困難。ツアーに組み込まれていない場合は、現地ツアーに参加するしかありません。私は現地でも評判のよいシンツーリストのツアーに参加しました。
だたし、注意があります。ベトナムは観光客が急増したことで、近年、旅行者向けにぼったくりが横行しています。私も到着時にタクシーのメーターを細工され、法外な料金を請求されました(その時はホテルのドアマンを読んで、抗議し、決して言い値通りに払わないようにしてください。私はむしろ相場の8割の金額だけ渡して、文句あったら警察に言えと強硬な対応をしました。ただし、場所を間違えると身の危険が生じます)。ちなみに、私の職場の部下だった中国人もベトナムでぼられたことがあるとのことで、ベトナム嫌いを怒っていました。中国人からぼるなんて、かなりの度胸です。
インドネシアのブルーバードタクシーもそうですが、あまりに評判がよいと悪事を働くニセ業者も出てきます。このシンツーリストもニセものがあるそうです。私は本店をうまく探し当てて、そこで翌日のツアーを申し込みました。ホテルピックアップが予定よりかなり遅れ、すっぽかされたのかと思ったことや、ランチで、舐めたすぐあとに直バシでとる方がいて、潔癖症の方にはかなりつらいこと、を除けばアクセプタブルでしたが、シンツーリスト(の偽業者?)のツアーの悪評も時々目にすることから、ニセツアーでだまされた方もいるのではと思うところです。ツアーは英語で、日本人のほかは韓国人が多く、この日は中国人は少なめ。また、ローカルも結構いました。
3時間ほどの道のりですが、大型バスなので道中快適です。
途中、ドライブインで休憩をとってくれます。絵画の展示販売もしていました。
港のターミナル。
他のツアーも結構あり、混雑していました。
船はこんな感じ。ピーク時には船の渋滞も起きます。
出航すると、こんな光景になっていきます。
筏が沖合にあり、小さいボートに分乗します。
ベトナムに初めて行ったのは、92~93年頃で、香港から直行便が初めて飛んだ頃にホーチミン市(HCM)に行きました。米国との国交はまだなく、アメリカ人のクレジットカード利用は禁止で、AMEXも使えませんでした。ただし、コカ・コーラは売られており、経済取引はドル化していました。
その時の写真が先日出てきました。ベトナム戦争時代のヘリコプターやゲリラの基地などを見せてもらいました。ベトナム戦争時代に兵隊さんの食事のお世話をしていたというお婆ちゃんに、当時の食事(ちまきおにぎり)をいただきました。
今では、HCMはバンコクのような賑わいで、かつては落ち着いていたハノイの街でも人々はすれてきています。それでも、夜遅くに道路清掃が行われており、豊かではないけど真面目に発展目指しています、という雰囲気を感じる国です。
ハノイは公園も綺麗なので、ハノイ・ハロン湾の旅行もおすすめです。