あちこち旅日記

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119番通報ができない東京:コロナが原因の大火災が起きかねない状況に

 先日、家族の体調が悪化し自力で歩けなくなってしまいました。かなり危険な状況だったので救急車を呼ぼうとしましたが、何度119番通報しても電話に誰もでず、何回かかけ続けて3時間後にようやくつながりました(それも1分ほど呼び出し音鳴らし続けて待っていたらようやく出てくれました)。


 呼び出し音が鳴っているので、回線がパンクしていたわけでもなさそうで、おそらくオペレータが不足していたのではと思われます。東京都の財政は他地域と比べて厳しいわけでもないのに、なぜ人手不足になっているのか不思議です。ひょっとしてたら職員のコロナ感染者が増加し人手不足になっているか、対応能力を上回る119番通報が増えているのかもしれません。


 救急車で病院に運ばれた家族は結果的に大事には至らず、小康状態になったので夜にはタクシーを呼んで自力で帰宅できました。しかし、こうした状況が続けば、火事の際に消防車を呼べなくなる恐れがあります。冬の風の強い日に火災が発生したら、街中に延焼が広がり大惨事になりかねません。この対策として、119番通報を消防車と救急車に分けることはできないのでしょうか。



 また、コロナの感染者が急増しているにもかかわらず、都民の警戒感が低下していることも気になります。全数把握しなくなり鈍感になってしまっているためか、マスク装着率も低下してきています。8月最終週における全国の定点あたり患者数は19.07人と依然として増勢が続いており、昨年末の第8波ピーク(30人)に迫りつつあります。


 流行の主流であるXBB種は免疫が効きにくいとされています。ワクチン接種を巡りこれまで賛否両論がありますが、免疫が効かないとなると、ワクチンの効果は期待できません。ワクチン論争は一体何だったのかという状況になってきています。また、一度感染した方であっても再感染するリスクも大きくなります。感染した方は本人または周りの方がリスクの高い生活習慣をお持ちと考えられまるため、未感染者よりも逆に感染リスクが大きいかもしれません。こうなると、感染拡大を防ぐ唯一の手段はマスク・手洗いの励行しかありません。


 コロナの弱毒化により、「感染してもかまわない」と考える人が増えていることも感染拡大の原因になっているかもしれません。また、「マスクをするから免疫が低下する」「マスクをつけない方がよい」などとんでもない考え方も出回っているようです。しかし、コロナの感染力はむしろ高まっています。免疫の意味がない以上、「かかった方が抵抗力がつく」という考え方はもはやナンセンスです。無症状者が感染を広めるリスクが小さく、免疫が効き、治療薬もあるインフルエンザとコロナを同様に扱うべきではありません。


 感染者の総数が大幅に増えれば、重症化率が落ちても重症者数が減らない可能性があります。救急車の発動件数が増え、救える命が救えなくなる医療崩壊につながります。また、風が強まる冬季には火災の延焼リスクも大きくなります。


 中国の「ゼロコロナ政策」の愚策ばかりがとり上げられますが、コロナの感染が始まった頃、一部の欧州の国が集団免疫の確立を企図してあえて感染拡大に目をつぶり、結果的に医療崩壊につながった反省も活かさないといけません。まだまだ猛暑が続いていますが、都民に注意を喚起するために、電車や公共の場でのマスク装着の推奨を出すことを政府や都庁に検討してほしいです。


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