今回紹介するのは、日本橋から数えて6番目の宿場である幸手宿です。現在の現埼玉県幸手市に位置し、最寄り駅は東武日光線の幸手駅になります。 歌川広重「日光道中・幸手」 (出所)幸手市ホームぺージ 幸手宿は将軍家が日光社参の際に江戸から使った「日光御成道」が、日光街道と合流する場所として、また、筑... 続きをみる
2023年7月のブログ記事
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都心の庭園シリーズの第二回目は、文京区関口にある関口芭蕉庵です。 「関口芭蕉庵」は、俳人・松尾芭蕉が江戸時代の初めに住んでいた言われる場所にあります。松尾芭蕉は『奥の細道』の執筆へと繋がる旅行へ出る前、神田上水の改修工事に携わったと伝えられています。このため、現場から近いこの地に3年間に渡り滞... 続きをみる
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以前、日本のワラビスタン・川口芝園団地を訪問した件を投稿しました。クルド人が多いと聞いていましたが、団地の住民の大半は中国人であり、クルド人はほとんど見かけることができませんでした。日本にいるクルド人の多くは難民申請が認められず不法滞在状態の者も少なくなく、ひっそりと暮らしているのではないかと思... 続きをみる
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今回紹介するのは、日本橋から数えて5番目の宿場である杉戸宿です。現在の埼玉県北葛飾郡杉戸町中心部に相当し、最寄り駅は東武スカイツリーラインの東武動物公園駅になります。 東武動物公園駅のある場所は、南埼玉郡宮代町ですが、開業当初は杉戸駅と呼ばれていました。1986年に日光線杉戸高野台駅が開業する... 続きをみる
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粕壁宿よりもクレヨンしんちゃんの知名度高い春日部:日光街道宿場巡り⑤
今回は、日光街道4番目の宿場・粕壁です。南北朝時代(14世紀)、新田義貞の家臣春日部氏が当地を領地としたことから「春日部」の地名が生まれたとされますが、「かすかべ」の表記は何度か変更されており、江戸時代正保年間(1645年頃)には糟壁、糟ヶ辺という表記が、元禄年間(1700年頃)からは粕壁、糟壁... 続きをみる
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以下は2022年9月9日に投稿したものを最近の動向を踏まえて加筆・修正したものです(値段・為替レートは特に注なき場合は、同時点のものです)。 2018年末から2019年の年初にかけての台湾旅行では、あちこちで小籠包三昧でした。 今回は番外編として、小籠包についての比較論を述べたいと思います。... 続きをみる
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草加宿に続く日光街道3番目の宿場は越谷宿です。元荒川右岸の越ヶ谷と左岸の大沢の二つの町を合わせた範囲が越谷宿と呼ばれ、千住宿の次ぐ規模でした。 公共交通機関を使って越谷に行くには、東武スカイツリーラインの越谷駅もしくは北越谷駅が便利です(大沢には北越谷が近いです)。 歌川広重「富士三十六景・越... 続きをみる
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草加宿を外れると日光街道は県道足立越谷線に合流し、すぐに綾瀬川沿いを行く1.5kmの遊歩道が並走します。ここは日本の道100選に選ばれている松並木で、「草加松原」と呼ばれて国指定の名勝となっています。 草加松原の松並木は、1683年(天保3年)の綾瀬川改修時に、関東郡代伊奈半十郎忠篤が植えたと... 続きをみる
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猛暑で毎日ヘロヘロになっています。都心部はヒートアイランド現象でまさに灼熱地獄です。こんな時には、緑豊かな庭園がお勧めです。ということで、今回からシリーズで都心の庭園を紹介していきます(週1回のペースでご紹介するのを目標に取材していきます)。 今回は第1回目として、文京区大塚にある占春園を紹介... 続きをみる
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草加は「草加せんべい」の発祥地としても有名です。農林水産省が管轄する(財)食品産業センターが認定する地域食品ブランド表示基準では、次の基準を定めています。 製造地:草加・八潮・川口・越谷・鳩ケ谷で製造 材料:関東近県で収穫された良質のうるち米 製造:最低10年の経験を持つ職人が製造を管理... 続きをみる
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グラマシー・ニューヨークの「ロッキーマウンテン」:池袋西武地下はどうなるの?
一昨日の7月19日は妻のXX回目の誕生日でした(将棋の藤井7冠と同じ誕生日なのを本人は自慢しています)。西武池袋店の地下に入っているグラマシー・ニューヨークでケーキ「ロッキーマウンテン」を買って帰りました。 栗が2つ入り金箔も乗るなど、一般的な「モンブラン」よりも高級感が出ていました。 西武... 続きをみる
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以前、日光街道(奥州街道)の最初の宿場町であり、奥の細道の起点となった千住宿を紹介しましたが、その先はどうなっているのか宿場巡りをしてみることにしました。今回は埼玉県に入っての最初の宿場町の草加宿です。 奥州街道・日光街道の千住から越ヶ谷間は沼地が多く、かつては迂回して元荒川の自然堤防に沿って... 続きをみる
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今回ご紹介するのは、鹿児島県南さつま市の返礼品、牛もも肉すき焼き用です。1万円の寄付で600gいただけました。赤身のもも肉で脂身が少なめで我が家の好みのお肉です。それでも程よくサシが入っていて加熱してもさほど固くなりません。普段は脂身が苦手な息子も、「今まで食べた中で一番おいしい牛肉だった」と喜... 続きをみる
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旧日光街道を北に進んでいったら、荒川の土手に着きました。今回は、下流方向に土手を歩いていきます。 途中ふり返るとこんな光景になります。 対岸は葛飾区になります。なんかどこかで見たなつかしさが蘇ってきました。 そう、ここは3年B組金八先生のロケ地です。ここを歩いて坂本先生が通勤し、生徒たちも... 続きをみる
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前回は、千住の青物問屋街(やっちゃば)を訪ねましたが、北千住に近づくと、旧日光街道は賑やかな商店街となります。千住ほんちょう商店街という名前ですが、駅から伸びる「きたロード1010」を越えると「宿場通り商店街」に名称が変わります。 冨嶽三十六景武州千住 宿場通り商店街を入ったところには、本陣... 続きをみる
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先週来、深刻化する京都のタクシー不足が報じられ話題になっています。京都の場合、バスも混雑しており、「観光公害」と言われるようになっています。 もっとも、タクシー不足は京都だけの問題ではありません。東京でもタクシー不足が顕在化しており、特に朝の時間帯は電話予約もほとんど機能していない状況です。 ... 続きをみる
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前回、北千住にある松尾芭蕉の奥の細道の「矢立初めの地」について報告しましたが、千住は江戸時代には日光街道(宇都宮までは奥州街道を兼ねていました)の最初の宿場町であるとともに、水戸街道への分岐点でもありました。 現在の日光街道は国道4号線が現在の日光街道になっています。隅田川にかかる千住大橋をわ... 続きをみる
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奥の細道はここから始まった「矢立初めの地」:東京観光の穴場・北千住①
先週から、北関東の旅を報告してきましたが、都内の発着は東武東上線・北千住でした。 その北千住ですが、リクルートが、首都圏で実施している「SUUMO住みたい街ランキング」で「穴場だと思う街(駅)ランキング」2022年まで5年連続で1位となっています。ちなみに、2位は以前にも紹介した東武東上線・東... 続きをみる
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今回は西武池袋線で池袋から2つ目の東長崎に出没しました。一見すると平凡な住宅地ですが、実はラーメンの名店が集まる激戦地となっています。 東長崎駅の南北口両方のエレベーターホールには長崎県の浦上天主堂にある「アンジェラスの鐘」を模したものがあります(ただし、プラスチック製なので鳴らないそうです)... 続きをみる
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群馬県大泉町でブラジル人のお店で夕食をいただく:日本の中の外国⑬
前回まで北関東の旅シリーズを報告しましたが、今回は番外編です。館林からの帰京前に出稼ぎ外国人が多い大泉町で夕食をいただいてきました。 場所は、東武鉄道小泉線の終点西小泉駅周辺です。東武鉄道小泉線は1917年(大正6年)に中原鉄道として開通しました。中原鉄道は1937年(昭和12年)に東武鉄道に... 続きをみる
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食品工場やミュージアム見学も楽しそうな麦都館林:北関東旅行記⑦
東武の「ふらっとりょうもうフリーきっぷ」の有効期限は3日ありましたが、用事がいろいろと入っていたので、今回は日帰りしてまた出直してくることにしました。帰路はこの地域の交通の要衝・館林に戻り、ここから特急りょうもう号に乗車しました。 東武鉄道の特急には「リバティ」もあり、「りょうもう」との乗り比... 続きをみる
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佐野厄除け大師と佐野大仏を訪ねたあとは、東武佐野線の佐野市駅に向かいました。行きに来たJR両毛線佐野駅は、東武鉄道佐野駅と接続していますが、厄除け大師からは佐野市駅まで徒歩7分程度とこちらの方が近いです。 駅には、広々とした待合室があります。各種パンフレットが置いてあります。 グルメ情報も満... 続きをみる
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週末どこに出かけても、内外観光客があふれかえるようになりました。一方で、コロナ感染者数も急増しています。平日の通勤時間帯の都心部のマスク装着率は高いのですが、休日になると一気にマスク装着率は低下します。先日は、いかにも具合が悪そうで咳込んでいる女性が顎マスクで、酔っ払いのようにふらつきながら車両... 続きをみる
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佐野駅近くで名物佐野ラーメンをいただいた後は、佐野厄除け大師こと惣宗寺(そうしゅうじ) に向かいました。ガイドブックでは徒歩10分とありましたが、道を間違えて遠回りしてしまい15分程度かかってしまいました。 惣宗寺 は、栃木県佐野市にある天台宗の寺院で青柳大師(群馬県前橋市)、川越大師(埼玉県... 続きをみる
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ふるさと納税宮崎県川南町の返礼品「しゃぶしゃぶ用豚ロース」リピートオーダー
今回のふるさと納税の返礼品は昨年も寄付をした宮崎県川南町の返礼品「しゃぶしゃぶ用豚ロース」です。11000円の寄付で何と2㎏もいただきました。500g×4と使い易く小分けされています。提供元のミヤチクさんより冷凍便で送られてきました。寄付してから6週間程度で到着しました。 同社の通販では同種の... 続きをみる
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足利学校の後は、東武線の足利市駅には戻らず、近くにあるJR足利駅から両毛線に乗りました(JR線はフリーパスでは利用できません)。発車サイン音が鳴っていたので、とりあえず乗り込みます。 着いたのは佐野です。 佐野といえば、佐野厄除け大師と佐野ラーメンが名物です。多くの方は、高速佐野SAで佐野ラ... 続きをみる
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世良田の歴史遺産を見たあとは、世良田駅に戻り、次の目的地「足利市」に向かいます。JR両毛線に「足利駅」があり、区別するために「足利市」となっていますが、東武鉄道には「***市」と名前がつく駅が多いです。通常は「新・・・」とか「東武・・」とかが多いのですが、東武さんの趣味でしょうか。他にも川越市、... 続きをみる
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先程アクセス記録を見ていたら10万アクセスを超えていました。初投稿から11ヶ月かかってしまいましたが、当初は1日あたり数十もあればよかったのを考えると、随分アクセスが増えてきました。ベテランの諸先輩と比べるとまだまだ駆け出しではございますが、引き続きご支援をお願い申し上げます。
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前回,、東武伊勢崎線の無人駅「世良田(せらだ)」に到着したところまでを報告しました。 この世良田駅の横・線路際に「徳川氏発祥の地」とある標柱が立っています。 1566年に三河の国を平定した家康は、その立場の正当性を確保するために叙位・任官を朝廷に願い出ましたが、叙位・任官のためには源氏の嫡流... 続きをみる
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梅雨の合間ですが、東武伊勢崎線の特急「りょうもう号」に乗って北関東に行ってきました。出発は北千住駅です。 今回は、北関東周遊券「ふらっとりょうもう東武フリーパス」を購入しました。往復の乗車券と域内の鉄道(東武線)とバスが3日間乗り放題。他に、各種施設の優待割引もあり、北千住出発で2440円とお... 続きをみる
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先日、「外国人の口座開設を拒否する銀行員の呆れた言い分」という記事ダイヤモンド・オンラインが出ていました。 この記事ですが2つの重要なことが書かれています。第一には、銀行員の質の問題です。海外では、個人預金を受け入れ商業ローンに貸し出す「商業銀行」は、リスク事業に傾斜している「投資銀行」(日本... 続きをみる
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東京ジャーミーでトルコのイスラム文化を体験:日本の中の外国⑫
小田急線と東京メトロ千代田線が接続する代々木上原駅から東に5分程度歩いた先に、日本最大のイスラム教モスクは東京ジャーミ―(Tokyo Camii)があります。1階はイスラム教やトルコの文化を紹介するトルコ文化センターを兼ねています。東京ジャーミ―の光熱費などの運営費はトルコ共和国宗務庁が負担して... 続きをみる