あちこち旅日記

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灼熱の都心で涼を求めて庭園へ⑦:旧古河庭園(北区)

 庭園シリーズの第7弾は北区にある旧古河庭園です。交通アクセスの手段は多くありますが、最寄り駅はJR京浜東北線の上中里駅、KR山手線の駒込駅、地下鉄南北線の駒込駅または西ケ原駅になります。


 この日は、駒込駅から徒歩でアクセスしました(所要約12分)。


 駒込駅北口からは本郷通りをまっすぐ行けば迷うことがありませんが、この日は間違って東口(田端寄り)から出てしまい、ここから行きました。


 駅を出て

 さつき通り商店街を進むと、

 霜降橋交差点で本郷通りに合流します。


 途中、左側に児童遊園があり染井門につながっていますが、現在常時閉門されています。


 本郷通りの上り坂を進み、西ケ原交差点を左折すると、すぐに庭園の入口があります。

 この庭園はもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、次男が古河家の養子になったのち、古河家の所有となりました。尚、この当時の建物は現存していません。


 現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア・コンドル博士(1852~1920)です。博士は当園以外にも、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計し、我が国の建築界に多大な貢献をしました。

 内部は大谷美術館で、1階部分は喫茶室になっています。内部は撮影禁止でした。喫茶室からはバラの花が咲き誇る庭園を見ることができますが、残念ながら季節外れでバラは見ることができませんでした。

 上皇后陛下のお名前をいただいた「プリンセス・ミチコ」

 庭園には売店もあります。暑いのでアイスクリームをいただきました。


 日本庭園は、京都の庭師・七代目植治こと小川治兵衛(1860~1933)の手により作庭が行われました。小川治兵衛は当園以外にも、山縣有朋の京都別邸である無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園、南禅寺界隈の財界人の別荘庭園などを作庭しています。


 「心」の草書体を形取り、鞍馬平石や伊予青石などで造られた「心字池」。


 見晴らし台から眺めた風景。

 水を使わないで山水の景観を表現する「枯山水」の道具立てのひとつである枯滝。

 十数mの高所から落ちる大滝。園内のもっとも勾配の急な所をさらに削って断崖とし、濃い樹林でおおって深山幽谷の趣があります。

 戦後、国へ庭園の所有権が移りましたが、地元の要望などを取り入れて、東京都が国から無償で借り受け、一般公開されています。


庭園

開園時間
午前9時~午後5時
(入園は午後4時30分まで)

入園料  一般及び中学生 150円


大谷美術館
《開館時間》10:30−16:30(最終入館 16:00)月曜日休館
《喫茶室》 12:00−16:30(ラストオーダー16:00)本館1F大食堂

入館料  一般400円 小学生以下無料 
ガイドツアー 一般800円


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