あちこち旅日記

乗り物好きの旅行日記。コスパのよい贅沢な旅がモットー。飛行機、鉄道の搭乗乗車体験記やグルメ情報をご紹介します。

スリランカ鉄道さん停車駅を飛ばすのはひどいよ:2022年末ワンワールド世界一周記(36)

 コロンボ滞在3日目、この日も世界遺産のキャンディを目指します。


 キャンディは人口約12万人の都市でシンハラ人のキャンディ王国(1469年~1815年)の最後の都です。なかでもブッダの歯がある仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)が有名です。仏歯寺、王宮建造物群を含むキャンディの文化財は、1983年に「聖地キャンディ」として世界遺産(文化遺産)に登録されています。


 前日のダンブッラ、シギリヤツアーで一緒だったアメリカ人も、その前日にキャンディに行ったそうで、よかったと話していました。行きは列車で行ったが、帰りはバスにしたら時間がかかるうえに4時間立ち続けだったとのことで早く行けて快適な列車の方がお勧めだと言っていました。幸いなことに、私は行きは事前に列車の1等車をオンライン予約できました(2000ルピー+クレジットカード手数料100ルピーで、785円)。ただし、帰路はいい時間の列車はなく、バスで帰ることにしていました。


 列車は朝8:30に出発します。ホテルから始発のフォート駅まで1kmほどですが、この日は朝から土砂降りの雨。タクシーを呼べないかフロントに相談したところ、ウーバー使った方が便利とのこと。ウーバーで検索したところ、トゥクトゥク(3輪車、インドのオートリキシャーと同じ)がすぐに来てくれました。料金はたった195ルピー(74円)。


 駅では、まず飲み物を2本調達(250ルピー=94円)。オンライン予約していた確認メールを準備しておいて、窓口で乗車券と引き換えます。案内所で聞いたら、17番窓口に行くように教えてもらいました。



 手際よく発券してもらいました。

 窓口脇の時刻表もこんな感じで原始的です。

 駅は薄暗いのですが、ここにもクリスマスの飾りがありました。

 ホーム数は少ないのですが、案内の標識が少ないため、駅員さんにあちこち聞いて出発ホームを探します。モニターに、チケットに書いてあった発車時間と列車番号が同じ列車があったので、駅員さんの案内が正しかったことを確認、ただし、キャンディが終着駅ではなく、キャンディよりも先に行く列車のようです。


 駅からは南アジアで最も高い(高さ350メートル)ロータスタワーが見えました。写真はとれませんでしたが、夜景はとてもきれいです。

 結構オンボロの列車が多いですが(しかもドアを開けたまま走行しています)、

 少し綺麗なものまであります。

 いい車両にあたってくれと願っていたら、列車が入ってきました。先頭(折り返しで最後)の車両が1等車で、2等車が続き、3等車が最後(折り返しで先頭)になります。案内が出ていなかったため私は3等車のところにいたので、急いで1等車のところに戻ります。

 すると、1等車のところにいた3等車の乗客の大群が逆向きに押し寄せてきました。あまりの圧力にカメラが破損してしまい、バッテリーも紛失してしまいました。ここから先はスマホで撮影しました(もともとデジカメの調子が悪かったので、いい機会なので買い換えることにしました)。


 一等車は全て満席でした。スリランカの富裕層や外国人旅行者らしき人が占めていました。座席はゆったりしていましたが、おそらくどこかの外国で使われていた車両のお下がりのようです。

 時刻表通りだと2時間半くらいで到着するはずですが、4時間たっても着きません。土砂降りの雨で洪水が起きており、山の中を通るキャンディへの路線のダイヤが乱れているようです。外をみたら濁流が線路際まで押し寄せており、徐行運転になっていました。


 キャンディはどん詰まり駅になっており、手前にあるペーラーデニア・ジャンクションで対向列車を待ってから列車は進んでいきます。発車後、もう着くかなと思って降りる準備をしていたところ、信じられないことが起きました。駅に入る直前に列車が止まり、ペーラーデニア・ジャンクションに向かって逆走を始めました。私は何が起きたか理解できませんでしたが、どうやらキャンディ駅に止まらず、先の駅に向かっているようです。


 心配になって地元の人らしき乗客に聞いたら、キャンディには行かないとのこと。私は何が起こっているか理解できないまま、次の大きな駅で降りて、駅員さんに尋ねました。すると、やはりこれはキャンディに行く列車ではないとのこと。どうしてなのか聞いている余裕はなく、キャンディもしくはコロンボに行く列車はないか聞いたところ、隣のホームの列車がコロンボ行きとのこと。車掌さんに発車時間を聞いたところ、そろそろ発車するが乗車券を買うまで待っていてあげるとのこと(親切ではありますが、だからダイヤが乱れてしまうのではと思いました)。たまたま1等車の空席があったので、2,500ルピー(938円)で購入しました。この時間帯は本来もうコロンボ行きの列車はないはずでしたが、ダイヤが乱れたことで不幸中の幸いで乗れたようです。


 なお、列車は来たのと逆にコロンボに向かいましたが、今度はペーラーデニア・ジャンクションからキャンディ駅に入り、停車しました。さすがに、今から観光していては帰りの列車がないので、あきらめてコロンボに帰りました。


 何が起こったのか、あとで推察してみましたが、大雨と洪水でダイヤが滅茶苦茶になってしまい、遅れを取り戻すために寄っていては時間がかかるキャンディ駅停車をあきらめたのではないかと思います。しかし、車内アナウンスはなく(そもそもスピーカーが故障していました)、車掌も回ってきませんでした。乗客の大半が観光地でありこの地方最大の都市であるキャンディに行くと思っていて、誰も行動を起こさないのを見て安心していたのがうかつでした。それにしても何が起こったのか、今でもわかりません。


 結局12時間列車に乗りっぱなしで、何もできずに終わってしまった1日でした。いつもなら、「これはまた来いという仏様のお導き」だと思うのですが、この時はさすがに懲りました。


 コロンボに到着した際には、終着駅のフォートより前の駅で間違っておりてしまい、土砂降りの中をやっとのことでトゥクトゥクを拾って帰りました。500ルピーというので、まあこんなものだろうということで交渉成立したら、途中で「思っていたより遠かった」「もっとくれ」といわれました、しかし、毅然として断りました。金額は安くても、こんなことを認めていたら、他の日本人観光客が舐められます。ちなみに、走行中は一切話しをせずに、ホテルについてから断りました(途中でもめるとどこかに連れて行かれ危険な目にあうリスクがあるので)。


 この日は散々な1日でした。夜は前日と同じとなりのホテルのバーで、ビールを一杯やりながら夕食をいただきました。疲れてこの夜はぐっすり眠ってしまいました。


これまでかかった費用(一時帰国費用を除く)    
 329,319

 トゥクトゥク(ホテル→駅) 195ルピー(74円)
 鉄道(フォート→キャンディ) 2,100ルピー(785円)
 飲み物2本  250ルピー=94円        
 鉄道(知らない駅→フォート) 2,500ルピー(938円)

 トゥクトゥク(郊外の駅→ホテル) 500ルピー(187円)  
 夕食 2,500ルピー(938円)


累計費用  332,335円



航空運賃
   航空券       656,300円
   諸税・サーチャージ 138,230円
   合計        794,530円




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