あちこち旅日記

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日光街道の中間点・間々田宿:日光街道宿場めぐり⑫

 今回ご紹介するのは、日光街道11番目の宿場・間々田です。JR宇都宮線間々田駅が最寄り駅になります。現在の行政区画は栃木県小山市になります。



 宇都宮線と日光街道(現在の国道4号線)は平行して通っており、駅から300メートルくらいの距離でアクセスしやすいです。

 北にさらに300メートルくらい進むと、間々田宿西方の思川に設けられていた乙女河岸で肥料問屋を営んでいた車屋(小川家)が、大正元年前後に日光街道沿いに移転・建築した旧小川家住宅があります。土蔵は現在は改装され、美術館(小山市立車屋美術館)として使用されています。

 旧小川家住宅より300メートルくらい進むと「逢いの榎」の碑があります。


 ここにはかつて、「逢いの榎」と呼ばれる2本の榎の大木があり、日光街道の中間点の目目印になっていました。中間点の榎から「間の榎」が「あいの榎」と転じて、いつのころからか、ここに願いをかけると相思相愛の男女が結ばれるという俗信から「逢いの榎」と呼ばれるようになったそうです。残念ながら1965年(昭和40年)の台風により倒れてしまいましたが、現在は地元有志によって植樹された2代目の榎が街道を歩く人々を迎えています。


 うっかり写真を消してしまったので、栃木県観光物産協会のホームページより拝借しました。

(出所)栃木県観光物産協会


 さらに300メートルほど進むと1606年創建の曹洞宗の寺院・龍昌寺があります。ここが間々田宿の入口になります。

 ここにも十九夜塔がありました。十九夜講が盛んな地域のようです。

 本尊は釈迦如来で、1651年に徳川家光の遺骸を日光・大猷院に葬送する際に安置所が設けられました。


 このほかには間々田宿には、残念ながら当時の史跡はあまり残っていません。


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