あちこち旅日記

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氷川女體神社(さいたま市緑区):武蔵国一の宮論争②

 今回は、前回に続いて武蔵国一の宮を名乗っている氷川女體神社の報告です。旧社格は郷社で、参道が2㎞以上もある巨大な氷川神社と比べるとこじんまりとしていますが、氷川神社の祭神が須佐之男命で、氷川女體神社の祭神がその妻の奇稲田姫命であることから、2社を一体として一の宮とされているようです。氷川神社の総本社「氷川神社」が男体社、対して当社は女体社とされています。社伝では、崇神天皇の時代に出雲大社から勧請して創建されたと伝わっています。


 場所は、さいたま市緑区で、最寄り駅は京浜東北線・宇都宮線の浦和駅もしくは武蔵野線東浦和駅となりますが、バスの本数では東浦和駅の方が便利です。最寄りのバス停(芝原小学校前)からも徒歩10分強かかり、やや不便なところにあります。

 駅周辺に関しては、浦和駅の方が賑わっています。浦和レッズの地元だけにサッカー熱はすごいです。

 隣接して見沼氷川公園があり、緑が多く静まり帰っています。

 用水路には清流が流れ、鴨がのどかに泳いでいます。

 鳥居の前の用水路には氷川女體橋がかかっています。

 モチノキ・シラカシ・タブノキ・サカキ・ヒサカキ・ツバキ・シイ・ネズミモチ・シロダモ・チョウジカズラ等の暖地性の常緑広葉樹林がよく発達している自然林に囲まれた氷川女體神社社叢はさいたま市指定の天然記念物になっています。また、埼玉県より「ふるさとの森」の第一号として指定されています。

 本殿は江戸時代に四代将軍徳川家綱の命で造営されたものが現存しています。

 社殿の裏手にも木々が生い茂る中に、境内社(稲荷社)がひっそりと建っていました。この奥の道は「もののけの道」と呼ばれ、「誰かに声をかけられても振り向かないで行く」との看板が出ています。

 社務所

 社務所横には願い事を叶えてくれるという巫女人形が置かれています。女體神社とされていますが、この日の参拝者は地元の男性ばかりでした(男子禁制とかいうことは全くありません)。

 参集殿

 見沼の龍神を祀ったといわれる龍神社

 氷川女體橋を挟んで「磐船祭祭祀遺跡」があります。江戸時代から明治まで「磐船祭」行われていました。

 弁天様

 こじんまりとしていますが、スピリッチュアルな神社でした。行ってみる価値大です。


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