あちこち旅日記

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周恩来が日本留学中に通った神田小川町の漢陽楼

 東京神田小川町に老舗中華料理店「漢陽楼」があります。ここは周恩来や孫文が贔屓にしていた店として知られています。



 周恩来は1917年に日本に留学しました。日本語の習得不足により第一高等学校と東京高等師範学校の受験に失敗しましたが、その後東亜高等予備学校(日華同人共立東亜高等予備学校)、東京神田区高等予備校(法政大学付属学校)、明治大学政治経済科(旧政学部、現在の政治経済学部)に通学していました。


 中国天津にある「周恩来記念館」の年表に、留学中の周恩来が度々「漢陽楼」を訪れていたことが記されており、その頃の生活ぶりは『周恩来 十九歳の東京日記』に詳しく書かれています。


 小川町や隣接する神保町界隈は、戦前は我が国最大の中華街として知られ、その後中国の革命を主導した政治家や文化人たち(周恩来のほかに、孫文、蒋介石、魯迅など)が留学や亡命生活を送った場所でした。




 この中でも、1911年(明治44年)創業の「漢陽楼」は文化財級の価値のあるお店です。今まで行く機会がなかったのですが、このたび会食の機会があり、初めて行ってきました。ちなみに、この年に辛亥革命が起き、翌1912年に中華民国が成立しています。





 この日は、周恩来の好物だったとされる獅子頭(肉団子)はいただけませんでしたが、イカ団子が美味でした。料理に夢中になってしまい、写真を撮り忘れてしまいましたが、春巻きと時菜肉絲(豚肉と旬野菜の黒酢炒め)、旬菜鮮魚(旬の魚料理)だけ撮れました。



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