あちこち旅日記

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久しぶりの横浜中華街:日本の中の外国⑮

 日本の中の外国シリーズ第15弾は、8月11~13日の三連休を使って久しぶりに横浜中華街に行ってみました。以前、池袋北口や西川口を紹介させていただきましたが、こうした新興中華街は中国の改革開放政策以降留学や就職のために来日した中国大陸籍の新華僑が多いのに対し、横浜中華街は戦前から代々日本に住んでいる老華僑が多く、広東省にルーツがある方や台湾籍(中華民国籍)が多いといわれています注。このため、広東料理店や台湾料理の店が目につきます。





(注)1972年に日本は中華人民共和国と国交正常化した際に、中華民国(台湾)と断交しました。当時の在日中国人の国籍は中華民国でしたが、断交のため日本への帰化を選ぶ者、中華人民共和国への切り替える者、無国籍を選ぶ者に別れました。台湾出身者について、断交後の外国人登録証明書(外登証)上の国籍は「中国」とされてきましたが、2012年(平成24年)に外登証が廃止され、新たに在留カードが交付。台湾出身者の「国籍・地域」表記は「中国」から「台湾」となり、同日実施の外国人住民基本台帳でも台湾出身者の「国籍・地域」欄は「台湾」と表記されるようになりました。現在、在日台湾籍者の数は約5.6万人(2020年12月時点)となっていますが、帰化した者や日本人との混血を含めると台湾にゆかりのある居住者数は日本全体で約10万人と推定されています。


 都内からは、東京メトロ副都心線、東急東横線、みなとみらい線が直通運転しているので、アクセスは大変便利になりました。元町中華街で降りると、そこは中華街の目の前です。


 東側の入口の朝陽門。


 すぐにインフォメーションセンターがあります。お土産ものが買えたり、パンフレット類も入手でき、相談に乗ってもらえます。外国語の通訳の方もいます(西洋人の観光客もかなり来ていました)。

 公式ホームページもあります。



 ここ20年ほどで、食べ放題のお店が増えてきました。その分、料理のレベルが落ちたり、高級感が失われてしまったのは残念です。それでも、何となく近寄り難い新興中華街とは違い、横浜中華街が日本社会に溶け込んでいるのを感じます。

 「シューマイ」が有名な崎陽軒は大混雑でした。

 小籠包ならぬ大籠包、今度挑戦したいです。

 天長門をくぐり關帝廟道を進みます。

 山下町公園。盆踊り会場が設営されていました。日本社会との同化が進んでいるのを感じます。

 関帝(神格化された関羽)を祀っている横浜関帝廟。主に商売人の守り神として崇敬を集めています。




 この日の目当ては、横浜関帝廟の隣にある横浜中華学院。この日は台湾祭りの会場となっていました。祭りの様子は次回報告します。


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