あちこち旅日記

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街道筋の民家が昔の屋号を表示している新田宿:日光街道宿場巡り⑭

 今回紹介するのは、日光街道13番目の宿場・新田(しんでん)宿です。現在の行政区画は栃木県小山市羽川になります。小山市のコミュニティバス「おーバス」で宇都宮線小山駅からアクセスするのが便利ですが、距離的には隣りの宇都宮線小金井駅(栃木県下野市)が近く、同駅からも「おーバス」または徒歩でも行けます。


  宿駅の管理は、当初は小山藩、161年(元和5年)以降は宇都宮藩、1622年(元和8年)以降は古河藩、1685年(貞享2年)以降は幕府が担いました。


 新田宿の南端は小山羽川郵便局付近だそうですが、肝心の郵便局をうっかり通り過ごしてしまいました。地図をみると近くには羽川タクシーの本社があり、庭には観音像が立っていました。

 残念ながら、新田宿には宿場の遺構はほとんど残っていません。しかし、道標があちこちに建てられおり、歴史遺産を残していこうという地元の方の意欲を感じます。

 幕府代官陣屋跡も残っておらず、碑が立っているだけです。

 本陣も跡地は民家になっています。

 しかし、街道筋の民家には現在の表札とともに、昔の屋号が出され、宿場跡を保存していこうという意欲を感じます。

 古くは星宮神社と呼ばれ、付近の総鎮守であった橿原神社。明治期に入り、汽車からの飛び火で社殿が焼失してしまい、現在の社殿は大正に入ってから再建されました。

 銅市金属工業付近が宿場の北端になります。

 宿場の北端付近の日光街道(現国道4号線)。


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