相模国四の宮「前鳥神社」(神奈川県平塚市)
前回は、相模国一の宮の寒川神社を紹介しました。ちなみに、相模国の六所宮とは以下を指します。
一の宮・・・寒川神社(寒川町)
順番逆でしたが相模国一宮・寒川神社に行ってきました - あちこち旅日記
二の宮・・・川勾神社(二宮町)
孤独のグルメと相模国二の宮・川勾神社(神奈川県二宮町) - あちこち旅日記
三の宮・・・日比多神社(伊勢原市)
四の宮・・・前鳥神社(平塚市)
五の宮・・・平塚八幡宮(平塚市)
総社・・・六所宮(大磯町)
相模国総社の六所宮(神奈川県大磯町) - あちこち旅日記
このうち、寒川神社と日比多神社以外は比較的近い地域に集中しています。
三の宮である日比多神社が少々交通不便なところにあるので、これを飛ばして今回は四の宮である前鳥(さきとり)神社に行ってみました。寒川神社とは相模川を隔てた対称の場所にあり、一度茅ヶ崎に出て平塚経由で行きました。
前鳥神社へは、平塚駅から本厚木行きのバスが便利です。渋滞がなければ10分程度で平塚駅から行けます。バス停からは徒歩3分程度と便利です。
(出所)前鳥神社ホームページ
正確な創建年代は不明ですが、伝承に拠ると368年(仁徳天皇56年)が創建年とされています。旧社格は郷社でした。
参道
赤鳥居
社務所
拝殿
四本の葉をつけた「四合わせの松」(幸せの松)を見つけると縁起がいいそうです。
手水舎
境内鳥居
神社には珍しい鐘もあります。
菟道稚郎子命(うぢのわきいらつこのみこと)、大山咋命(おおやまくいのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)が前鳥神社の祭神ですが、4つの摂末社もあります。
神戸神社(ごうどじんじゃ)
祭神:素盞嗚命、天照皇大御神
1978年(昭和53年)に八坂神社と神明神社の二つの境内社を合祀して造営されました。なお、「神戸」はこの地の小字です。
奨学神社(しょうがくじんじゃ)
祭神:菅原道真公、王仁命、阿直岐命
1969年(昭和44年)に境内社天神社を合祀して創祀されました。
百済人、阿直岐・王仁を勉学の神として祀っています。
祖霊社(それいしゃ)
1978年(昭和53年)創祀。歴代の宮司と氏子総代・副総代、崇敬会会長を祀っています。
除厄稲荷社(やくよけいなりしゃ)
本殿東側に鎮座。境内の鎮守神として1808年(文化5年)に京都伏見稲荷大社より勧請されました。
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