あちこち旅日記

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交差点の地下道にある占い横丁:台北滞在記⑥

百代の過客

 行天宮前の交差点の地下に有名な占い横丁があります。こちらには狭いブースがひしめき賑わっていますが、地元客よりも、日本人観光客に人気です。実際にこちらにお店を出している占い師の大半は日本語が堪能で、日本人の団体客がツアーコンダクターやガイドに連れられてやってきます。彼らは特定の占い師と契約しているかもしれません。


 この日はまだ午前中だったこともあり、シャッターを下ろしているブースが多かったですが、開いているブースは日本人グループ客で行列ができていました。


 日本の有名人が来ていることを示す雑誌記事や写真が貼られています。


 実はここの占い横丁には過去に2度ほど来ています。


 1度目は息子が生まれる前に子宝について占ってもらった時です。占い師はどう見ても戦前に日本語教育を受けたと思われる70代以上のご高齢の方でしたが、妻に対して「大丈夫、必ず一人できるから」と言っておきながら、私もついでに占ってもらうと「お前は二人できる」。どういうことでしょうか。「お前の先祖平安時代の武士で、随分人を斬っているので、徳川の恨みを買っている」「だから牛肉とかエビとか食べてはいけない」とのこと。めちゃくちゃな歴史認識です。さらに牛肉はなんとなくわかりますが、エビがダメってどういうこと。


 ところが面白いもので、息子が生まれると御礼参りに来たくなるものです。息子が小学校に上がった頃に訪ねると、息子には「お前来年妹ができる」。妻は私が占ってもらうと「あと一人できる」とのこと。妻は「私の歳ではもう無理よ」「(外で)妹ができたらパパとバイバイだからね」。おい、じいさん、我が家を崩壊させたいのかい。


 もう数年経っていたので、以前来たことなど覚えているとは思えません。それでも、先祖の話はピタリ同じことをいっていました。何とも不思議なく占い師です。


 その後、無事?二人目の子供ができることなく、十数年が経ちました。今回訪ねてみましたが、いらっしゃいませんでした(年齢的にもう亡くなっていると思われます)。


参考になったら、「プロフィール」のバナーをクリックお願いします。過去の記事リストがあります。シリーズ通してご覧いただければ嬉しいです。

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