あちこち旅日記

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歴史的建造物として保存される林百貨店:台南滞在記⑦

百代の過客

 台南の中正路と忠義路の交差点に戦前1932年(昭和7年)に開業した林(ハヤシ)百貨店があります。山口県出身の林方一氏が創業したこの百貨店ですが、戦後接収・改修され、台湾製塩総工場、空軍施設や派出所などに使われていました。1980年代からは空きビルになっていましたが、1998年に台南市定の古跡となり、修復の後、2014年6月より地元資本が林百貨店として営業しています。林を「リン」でなく「ハヤシ」と日本語よみしているところに、史跡保護に向けての地元の心意気を感じます。

 

 昨年2025年が再開11周年目でした。


 店内は昔の家電や家具・調度品などが展示され、レトロ感に満ちています。

 

 商品は生活雑貨やアクセサリーのほか、お土産用の食品が主体になっています。団体のツアー客も多く、日本人の団体さんも目立ちました。



 エレベーターで屋上まで上がれますが、小さいので定員は5人だけです。


 5階にはレストラン「台南ダイニング」があります。


 屋上(6階)にも赤い郵便ポストが目印の小さな雑貨売り場とがあります。


 中正路方面を見渡します。


 屋上にあった邸内神社も「林百貨店頂楼神社遺跡」として残されています。昔の百貨店には、こうした神社がよく見られます。


 鳥居も一部破損したままですが、現存しています。


 戦時中米軍により爆撃があり、その跡が残っています。


 こうした日本統治時代に歴史的建造物をきちんと保存していただけているのには頭が下がります。


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