あちこち旅日記

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関東大震災からの復興期に建てられた看板建築:江戸東京たてもの園③

 前回に続き、江戸東京たてもの園の東ゾーンの紹介です。

(出所)江戸東京たてもの園ホームページ


 関東大震災からの復興に際して、看板建築と呼ばれる住居兼店舗が多く建てられました。当時、鉄筋コンクリート造で建てるだけの資力がない中小規模クラスの商店によって多く建てられた、伝統的な町屋に代わる洋風の店舗併用の都市型住居でした。


E6武居三省堂文具店(千代田区神田須田町):明治初期の創業ですが、建物は関東大震災後の1927年(昭和2年)に建てられました。前面がタイル張りになっています。


E7花市生花店(千代田区神田淡路町):武居三省堂文具店の隣にはこちらも1927年(昭和2年)に建てられた看板建築の住居兼店舗です。店舗は昭和30年代の様子が再現されており、建物の全面は花屋らしいデザインになっています。

E9植村邸(中央区新富2丁目):こちらも1927年(昭和2年)に建てられた看板建築ですが、前面は銅版で覆われています。外観は洋風ですが、2階部分は和風という珍しいつくりになっています。


E13大和屋本店(港区白金台4丁目):こちらも看板建築のような造りで、3階部分の軒下が伝統的な出桁造りになっています。1928年(昭和3年)に建てられた乾物商です。


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