あちこち旅日記

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大正・昭和モダンな邸宅:江戸東京たてもの園⑥

 続いて西ゾーンです。このエリアには「山の手通り」と名付けられた通りの両脇に様々な様式の住宅が復元展示されています。


W1常盤台写真場(板橋区常盤台1丁目):健康住宅地として開発された郊外住宅地常盤台に1937年(昭和12年)に建てられた写真館です。照明設備が発達していない当時、最も安定した照度を得るために、2階写場の北側に大きな窓が設けられています。


W7大川邸(大田区田園調布4丁目):1925年(大正14年)に郊外住宅地の田園調布に建てられた住宅。当時としては珍しい全室が洋間で、居間を中心に食堂、寝室、書斎が配置されています。


W6前川國男邸(品川区上大崎3丁目):日本の近代建築の発展に貢献した建築家前川國男の自邸として1942年(昭和17年)に建てられた住宅です。戦時体制下、建築資材の入手が困難な時期に竣工しています。外観は切妻屋根の和風、内部は吹き抜けの居間を中心に書斎・寝室を配したシンプルな間取りになっています。


W9小出邸(文京区西片2丁目):日本におけるモダニズム運動を主導した建築家・堀口捨己がヨーロッパ視察からの帰国後の1925年(大正14年)に設計した和洋折衷の住宅。


W10デ・ラランデ邸(新宿区信濃町):元は平屋建ての洋館でしたが、1910年(明治43年)頃にドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより3階建てに増築された邸宅です。その後何回か所有者が代わりましたが、1956年(昭和31年)からカルピスの創業者三島海雲が居住していました。その後1999年(平成11年)まで信濃町に建っていました。

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