2022年ワンワールド世界一周でJGC資格は獲得できるか?
今まで旅行記は時系列で順番に記してきましたので、全体像がわかりにくくなってしまったかもしれません。今回は、15フライトの記録と、フライオンポイント(FOP)とフライトマイルをどの程度獲得できたのか、JGCの資格を取得することが可能なのか、について報告します。
経路は以下の通りです。
航空会社名は運行会社名。*はコードシェア便として発券。
成田(NRT)-ジャカルタ(CGK) 日本航空(JL725)
ジャカルタ(CGK)-ドーハ(DOH)カタール航空(QR957)
ドーハ(DOH)-カサブランカ(CMN) ロイヤルエアモロッコ(QR4567*)
カサブランカ(CMN)-リスボン(LIS) ロイヤルエアモロッコ(AT980)
(一時帰国をはさんで)
リスボン(LIS)-ロンドン(LHR) ブリティッシュエア(BA507)
ロンドン(LHR)-ドーハ(DOH) カタール航空(QR2)
ドーハ(DOH)-ダラス(DFW) カタール航空(QR731)
ダラス(DFW)-ニューオーリンズ(MSY) アメリカン航空(AA2319)
ニューオーリンズ(MSY)-ワシントン(DCA) アメリカン航空(AA5277)
ワシントン(DCA) -シカゴ(ORD) アメリカン航空(AA7060)
シカゴ(ORD)-サンフランシスコ(SFO)アメリカン航空(AA2828)
サンフランシスコ(SFO)-香港(HKG)キャセイパシフィック航空(CX873)
香港(HKG)-バンコク(BKK) キャセイパシフィック航空(CX705)
バンコク(BKK)-コロンボ(CMB) スリランカ航空(JL8304*)
コロンボ(CMB)-羽田(HND) スリランカ航空(JL7076*)
(一時帰国の旅程)
リスボン(LIS)-ヘルシンキ(HEL) フィンランド航空(JL6900*)
ヘルシンキ(HEL)-羽田(HND) 日本航空(JL48)
羽田(HND)-ロンドン(LHR) ブリティッシュエア(JL7333*)
ロンドン(LHR)-リスボン(LIS) ブリティッシュエア(JL7083*)
獲得FOPとマイルは以下の通りです
路線 距離 FOP 獲得マイル数
JL725(NRT-JKT) 3612 13945** 6998#
QR957(JKT-DOH) 4294 5368 5368
QR4567 (DOH-CMN) 3664 4455 4455
AT980(CMN-LIS) 384 480 480
BA507(LIS-LON) 989 1236 1854:#
QR2(LHR-DOH) 3240 4050 4050
QR731(DOH-DFW) 7919 9899 9899
AA2319 (DFW-MSY) 440 550 1148##
AA5277 (MSY-DCA) 956 1195 2450##
AA7060 (DCA-ORD) 594 743 1523##
AA2828 (ORD-SFO) 1847 2309 4733##
CX873 (SFO-HKG) 6773 8644 8644
CX705 (HKG-BKK) 1049 1311 1311
JL8304 (BKK-CMB) 1485 2256 3805##
JL7076 (CMB-NRT) 4266 5733 10933##
合計 41412 62174 67651
**はキャンペーンで100%上乗せ。
#はJGCクリスタル、##はJGCサファイアのボーナス込み
私と同じ行程で世界一周すると、FOPの合計は62,174ポイントとなります。ただし、この時、キャンペーンにより国内線と日本初の国際線(他社運行のコードシェア便を除く)について、FOPが100%上乗せになっています。例えば、JL725の場合、通常のFOPは
3,612×125%×150%(アジア内加算)+400(ボーナス)=7,172ポイント
ですが、キャンペーンにより
3,612×125%×150%×200%+400=13,945ポイント
になりました。もしキャンペーン期間外でしたら、獲得FOPは合計62,174ポイントではなく、55,401ポイントに減ってしまいます。
それでも、JGCの資格取得に必要は5万ポイントは余裕で上回ることができます。
しかし、JGCの資格取得にはJAL便だけで2.5万ポイントを取得する必要があります。今回の旅程では、合計21,934ポイント(キャンペーン期間外ならば15,161ポイント)で足りません。
したがって、私の行程をコピーするだけではJGB資格は達成することができません。しかし、裏技もあります。BA便やAA便などの中には日本航空とのコードシェア便があり、JLコードで発券してもらえば、日本航空便に搭乗したことになり、FOPを稼ぐことができます。今回は15区間しか利用していないため、米国内線をもう一つ追加することが可能でした。また、JALカード会員ならば毎年の初回搭乗時に5000ポイントが付与されます。こうした積み上げていけば25,000ポイントに近づけると思います。
したがって、ルートの調整やコードシェア便の利用など多少工夫するか、最悪国内線の旅で補えば、JGCの資格獲得は十分可能ではないかと思われます。
ちなみに、私の場合既にJGC会員であり、2021年の実績で3万FOPを獲得していたため、出発時点で既にJGCクリスタルの資格を有していました。JGC会員の場合、平会員でも自動的にワンワールドサファイアの資格を付与されますが、JGCクリスタルでは、JMBクリスタル会員よりもマイルボーナスが増えます。さらに、途中からはJGCサファイアに昇格したため、マイルボーナスもさらに増えました。
なお、私は今回、途中から一時帰国しています。この一時帰国時の獲得ポイントは以下の通りでした。
路線 距離 FOP 獲得マイル数 利用クラス
JL6900 (LIS-HEL) 2091 1864 2896### H
JL48 (HEL-HND) 5229 10858** 8405# R
JL7083 (HND-LON) 6214 4750 8607## E
JL7733 (LON-LIS) 988 1092 1370## K
**キャンペーンで100%上乗せ
#はJGCクリスタルのボーナス込み
###はJGCサファイアのボーナス込みで、ツアープレミアムのボーナス込み
合計18,564ポイントとなり、出発時点の13,461ポイントと合わせて合計94,199ポイント獲得。JGCプレミア資格を取得できました。ワンールド・エメラルドステータスが付与され、2024年3月まで世界各地のファーストクラスラウンジが使えるようになったほか、何よりうれしいのがマイルの有効期限が無くなり、この3月に迫っていた失効を逃れたこととです。
結論:ワンワールド・エクスプローラー3大陸で、JGCの資格取得に必要な5万FOPの獲得は可能。しかし、2.5万FOPの日本航空便の利用義務を満たせない可能性があるので、工夫が必要。
明日は、世界一周にどれだけの費用がかかるのか、節約する方法についてご報告したいと思います。
参考になったら、「プロフィール」のバナーをクリックお願いします。 過去の記事リストがあります。 シリーズ通してご覧いただければ嬉しいです。
*
