2022年ワンワールド世界一周決算報告：どれくらいの予算で行けるの？

2023/03/05 06:05

　今回の世界一周旅行にかかった費用について、皆さまのご参考になるように集計しました。
　なお、途中で私の都合で一時帰国していますが、この費用は含んでいません。

航空運賃等　794,530円

　まずは、基本費用としての航空券と諸税・サーチャージです。

航空運賃
　　　航空券　　　　　　　656,300円
　　　諸税・サーチャージ　138,230円
　　　合計　　　　　　　　794,530円

　航空運賃は、ワンワールド・エクスプローラー（ビジネスクラス・３大陸用）を利用しました。エコノミー利用ならば、これより約30万円安くなりますが、メリット・デメリットを考えるとビジネスクラスのコスパがはるかによいと思います。
　サーチャージは現在の原油高で過去最高水準にあり、原油価格が下落すればもっと安く済むかもしれません。
　一方で、現在日本発の航空運賃は世界でも最安に近く、将来的に大幅に値上げされるリスクがありそうです。合計でどうなるかは予断を許しません。
　なお、空港税・出国税は現地通貨建てのため、為替レート次第で変動します。また、経路の選択によっても大きく変わってきます。サーチャージは利用航空会社によっても変わってくるので注意です。私はサーチャージ不要のカタール航空を多用し、ビジネスクラス利用者への空港税が高いロンドンでストップオーバーをしないことで安く抑えました。現在の環境では安く抑えられた方だと思います（これはテクニックが必要になりますので、別の機会に解説します）。

ビザ代等18,081円（5000円程度は削減可能）
　次にビザ代等です。ワンワールド・エクスプローラーでは北米を必ず経由しないといけないため、カナダ経由など米国を経由しない限りは米国のESTAの登録は必要です。ただし、私はうかつにもビザ代行業者のサイトに引っかかってしまいました。正規のサイトであれば、21ドルだけで済みます。なお、全てドル建てなので、為替レート次第で変動します。

　この問題に対して、代行業者に対して返金を請求し成功したブロガーさんの記事を発見しました。私はここまでやりませんでしたが、まずは、騙されずに公式サイトを使うようにしてください。

　インドネシア（現地払い）　5145円（35ドル）
　米国（代行業者）　　　　　7700円
　スリランカ（公式サイト）　5236円（手数料込）
　合計　　　　　　　　　　　18081円

ホテル代　193,572円（17泊）
　これは、ピンキリなので増やすことも減らすことも可能です。設備や場所だけでなく、シーズンや為替レートにも影響されます。早朝出発の時は朝食なし料金で予約しましたが、選択不可もあります。物価が高い都市だからランクを落とし、物価が安いところだと豪華に、という考えはとらず、危険な場所や不便な場所を避け、評判のよいところ、交通の便のよいとこを選択しました。
　お二人でご旅行される場合は、ほぼ半額になるはずです。
　まずまずのコスパだったと思います。

現地交通費　33,206円
　できるかぎり公共交通機関を利用し、タクシー利用は最小限に抑えました。
　なお、国内の交通費は、お住まいによって変わってくるので含んでいません。

食事・飲料水などの購入　27,577円
　時差ぼけで夕食なしで寝てしまったことが多かったことや、一人旅だったので、高級レストランには入りにくかったこともあり、あまり使いませんでした。食事はホテルでの朝食のほかは、カフェやフードコートが主体でしたが、飛行機での移動も多く、ラウンジでもかなりお世話になりました（レストラン並みのサービスを受けられたところもありました）。ビジネスクラスを使うメリットはここも大きいのではと思います。

観光やマッサージ、ガイド料など　42,648円
　節約しようと思えばできますが、ここをケチっては何も楽しめません。予約はできる限り自力で行い、英語に問題ない方は、現地ツアーで日本語のツアーではなく英語ツアーを選択すれば節減できます。

　海外旅行保険　15,530円（8日＋18日）
　レディメイドはコスパ悪いです。損保ジャパンのOffを使いました。コロナ禍の折、医療費は2000万円の上限一杯にしましたが、死亡保障は最低で十分だと思います（小さいお子さんがいらっしゃる方はぜひ掛けていってください）。携行品損害も掛けましたが、大したものがなく、破損したカメラももう価値がないと思い修理せずに買い換えることにしました（このため請求せず）、これはいらなかったかもしれません。旅程が複雑なため、遅延損害も掛けていきました。

うまく計画すればどの程度で収まるの？
　ほかに細かい雑費もありましたが、概ね110万円程度（２人旅ならば一人100万円程度）で収まるのではと思います。
　これが高いか安いかは意見が分かれるところだと思いますが、昨日報告したように、マイレージのポイントも獲得できるため、実質一人80～100万円程度と言ってもいいかもしれません。エコノミーチケットを購入しても30万円程度しかコストが変わらないことを考えれば、私はコスパのよいプチ贅沢ができたと思っています。

　何よりも、世界一周記の読者が日を追うごとに増えていき、最初の頃の10倍くらいのアクセスをいただけるようになりました。ここが一番のパフォーマンスだと思っています。

　明日は、ぜひトライしてみらいと思う方に向けて、いかに安くチケットを手配するか、について報告します。

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